| 2012年度工学院大学 第1部電気システム工学科
 
 線形代数学II(Linear Algebra II)[3423] 2単位
 高木 悟 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  前期の線形代数学Iに引き続き,ベクトル空間,線形写像について講義する.これらの概念も理工学だけでなくあらゆる分野に応用されるものであるから,しっかり身につけたい.この講義の目標は,ベクトル空間や線形写像の概念を理解し,それらの基本的な計算をはじめ,行列を用いた応用問題の解決能力を身につけることである.
<授業計画及び準備学習>
  第1回 ベクトル空間準備学習: 教科書第4章から第6章にざっと目を通し,これからどのような学習をするのか見ておくこと.
 
 第2回 部分空間
 準備学習: ベクトル空間に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第3回 1次独立と1次従属
 準備学習: 部分空間に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第4回 基底と次元
 準備学習: 1次独立と1次従属に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第5回 線形写像
 準備学習: 基底と次元に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第6回 表現行列
 準備学習: 線形写像に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第7回 固有値
 準備学習: 表現行列に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第8回 固有ベクトル
 準備学習: 固有値に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第9回 行列の対角化
 準備学習: 固有ベクトルに関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第10回 対角化の計算
 準備学習: 行列の対角化の定義を再確認し,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第11回 対角化の応用
 準備学習: 対角化に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第12回 内積空間
 準備学習: 対角化の応用に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第13回 正規直交化
 準備学習: 内積空間に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第14回 直交行列
 準備学習: 正規直交化に関する問題を解き,当該部分の教科書とノートを見て復習すること.
 
 第15回 学習成果の確認(試験)
 準備学習: 第1回から第14回までのすべての単元について復習すること.
 
<成績評価方法及び水準>
  100点満点の試験で60点以上を合格とする.
<教科書>
  三宅敏恒著「入門線形代数」培風館
<参考書>
  上記の教科書には線形代数のことが一通り書いてあるので,この1冊を持っていれば今後線形代数の知識が必要になったときにも役に立つであろう.参考までに初回授業時にいくつか本を紹介する.
<オフィスアワー>
  八王子: 水曜日 11:00-13:00新宿: 木曜日 12:10-13:00
 火曜日 12:10-13:00 【火曜日は前期のみ】
 メールでの対応も含め,詳細については初回授業時に説明する.
 
<学生へのメッセージ>
  毎回宿題に取り組み,復習しましょう.
<備考>
  教科書に沿って授業を行なう.また,教科書の問題も使用するので毎回持参すること.
   
 
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