| 2012年度工学院大学 第1部 *情報工学科
 
 △芸術学各論(Particular Subject of Art Studies)[1A06] 2単位
 吉田 司雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   本年度は前期の「芸術学入門」で芸術の都パリを取り上げたのを受けて、後期の「芸術学各論」ではパリ以外の、世界の主要な演劇都市・映画都市をめぐる形で、芸術史とりわけ映画史のトピックを取り上げ講義を行う。19世紀末に誕生した映画は、それまでにない「第7」の芸術として独自性をめざす一方、20世紀を通して大衆娯楽産業として発達する。その過程で映画や音楽などさまざまな芸術ジャンルから影響や刺激を受けてきたのだが、今日のメディアミックスに通じる状況にも注目したい。文学、絵画、建築、映画など様々な芸術ジャンルの作品に触れながら、モードの変遷と時代との関わり、ジャンル間の交渉のありようなどについて理解を深めてほしい。映像文化に関する知識を単に得るだけでなく、自らの思考と表現を導き出すための批評力を身につけることが目標となる。
<授業計画及び準備学習>
   1.映画を発明したのは誰か?準備学習:シラバスをきちんと読んでおく
 2.アメリカ―ハリウッドの誕生
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 3.アメリカ―西部劇の隆盛
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 4.京都―時代劇の隆盛
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 5.アメリカ―世界恐慌以後、ホラーの変容
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 6 ウィーン―音楽映画の聖都
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 7.ベルリン―ヒットラーの登場とUFAの変貌
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 8.ローマ―映画都市チネチッタ
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 9.ロンドン―シェイクスピアの時代
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 10.ロンドン―演劇から映画へ
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 11.ニューヨーク―ブロードウェイから映画へ
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 12.ニューヨーク―戦後アメリカ映画の転回
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 13.香港―カンフー映画と武狭映画
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 14.東京―これからの映画は?
 準備学習:予習復習とあわせて関連する映画を各自DVD等で観ておく
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:授業内容をしっかり復習しておく
 
<成績評価方法及び水準>
  授業にきちんと出席することが成績評価の前提。授業中の抜き打ち確認テスト等で平常点を算出すると共に、学期末に授業内容すべてを範囲とする試験を行ない、合計で60点以上の者に単位を認める。平常点と学期末試験の割合は3:7。ただし、平常点が一定の点数に達していない場合には、試験の答案を採点の対象としない。
<参考書>
  四方田犬彦『映画史への招待』(岩波書店)北野圭介『ハリウッド100年史講義』(平凡社新書)
 その他、教場で随時紹介する。
 
<オフィスアワー>
  新宿校舎2772研究室 月12:20〜13:00それ以外は教員に直接たずねること。
 
<学生へのメッセージ>
  第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。なお、授業で取り上げるトピックは変更する場合も大いにありうる。
   
 
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