| 2012年度工学院大学 第1部 *情報工学科
 
 ソフトウェア設計法II(Software Design Methodology II)[0028] 2単位
 成田 佳應 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  ソフトウェア設計法Iの内容を基にして、より実践的な知識とスキルの習得を目指す。演習では簡単な製品を想定し、実際に設計を行なって設計ドキュメントを作成する。構造化設計(構造化モデリング)手法を用いて、簡単なシステムの状態遷移図、状態遷移票、データ辞書、DFD,モジュール構造図などのソフトウェア設計ドキュメントが作成できるレベルを目標とする。
 
<授業計画及び準備学習>
  【準備学習】本講座は、ソフトウェア設計法Iで学んだ知識を前提として実施する。従って、ソフトウェア設計法Iで学んだ内容の復習を、講義開始までに行なっておくこと。講義開始後は、前回までの講義で実施した内容を確実に理解しておくこと。
 
 【授業計画】
 1.ガイダンス、チーム構成決定、ソフトウェア設計の流れ
 2.設計演習対象システムの説明、状態遷移図、状態遷移表、データ辞書の作成法
 3.演習(状態遷移図、状態遷移表作成)
 4.演習(データ辞書作成)
 5.コンテキストダイアグラムおよびDFDの作成法
 6.演習(コンテキストダイアグラム作成)
 7.演習(第1レベルDFD作成)
 8.演習(第2レベルDFD作成)
 9.演習(第3レベルDFD作成)
 10.モジュール構造図の作成法
 11.演習(モジュール構造図作成)
 12.演習(設計ドキュメント全体の整合性チェック)
 13.演習(動作検証、設計ドキュメント全体見直しと修正)
 14.設計ドキュメント最終見直し、完成版の提出
 15.学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  最終試験の結果を中心として、演習で作成した各種設計ドキュメント等の完成度を加味し、総合点60点以上を合格とする。ただし、3回以上欠席した者や、講義の受講態度が悪い者、演習を積極的に行なわず他人任せの者については点数に関わらず不合格とする。
<教科書>
  前期「ソフトウェア設計法I」で使用したテキストを利用する
<オフィスアワー>
  質問への対応は、原則として講義終了後に行なう
<学生へのメッセージ>
  本講座を受講する前に、「ソフトウェア設計法I」を履修しておくことが望ましい
   
 
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