| 2012年度工学院大学 第1部 *電子工学科
 
 ○電気磁気学II(Electromagnetism II)[3264] 2単位
 本田  徹 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  電磁気学は情報通信工学の要となる科目である。電磁気学IIでは、主要な電磁気現象の内容と基礎となる法則についてイメージの把握と数式による表現ができるようになることが目標である。ベクトルの取り扱い(ベクトル解析)の理解が不可欠となるので、この理解も目標である。
<授業計画及び準備学習>
  1.電流により生じる誘磁界,ベクトル積,アンペアの右ネジの法則2.ビオ・サバールの法則,円形ル−プ状電流,直線状電流による誘磁界
 3.アンペアの周回積分の法則、拡張したアンペアの周回積分の法則、周回積分則,電流により作
 られる誘磁界
 4.電流に働く力,フレミングの左手の法則,ローレンツ力
 5.アンペアの法則(微分形),ベクトルの回転とスト−クスの定理
 6.ファラデーの電磁誘導の法則,現象,発見,積分式、微分方程式、運動導体の起電力
 7.中間試験
 8.磁界に関するガウスの法則,スカラー・ポテンシャルとベクトル・ポテンシャル
 9.磁性体,磁化ベクトル,強磁性体とその応用
 10.磁気回路,磁気回路のオームの法則,円環コイルの磁界
 11.電磁誘導とインダクタンス,自己誘導,相互誘導,磁気エネルギー
 12.静電界と静磁界の屈折,静電界,磁性体の境界における条件
 13.電磁界の基礎方程式,波動方程式、平面波の伝搬,自由空間における伝搬定数
 14.期末試験
 
<成績評価方法及び水準>
  各回に行う小テスト(50%)と中間テスト・期末テスト(50%)により評価する。
<教科書>
  「電磁気学サブノート」長嶋・伊藤(ピアソンエデュケーション)
<参考書>
  「電磁気学」末松安晴(共立出版)
<オフィスアワー>
  土15:00-16:00, 八王子校舎5−806
<学生へのメッセージ>
  電気磁気学は重要な基礎科目であるので予習・復習を確実に実行してください。その週の内容はその週のうちに理解することを心がけてください。
   
 
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