| 2012年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
 
 △エネルギー装置工学(Energy Engineering for Equipment)[5B08] 2単位
 木村 雄二 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  環境保全を視野にいれながら、種々の物質を工業的に効率良く製造するためのプロセスシステムを作り上げることが急務とされている。本講義では、そのために必要とされる装置・プラントを構成する代表的な機器・装置の概要と各機器の特徴・分類、ならびにこれらの機器設計を行うための基礎となる考え方を熱交換器・蒸留塔などのエネルギー関連装置を例にとりながら説明する。
<授業計画及び準備学習>
  第1週 物質製造プロセス装置の特徴・分類と化学プラントの構成第2週 化学プロセス装置用材料の概説(1):材料科学的アプローチの必要性、物理的性質
 第3週 化学プロセス装置用材料の概説(2):化学的性質、腐食を加速する因子、高温酸化
 第4週 化学プロセス装置用材料の実際
 第5週 化学プロセス装置の設計・製作のためのプロジェクトエンジニアリング
 第6週 化学プロセス装置の設計・製作のためのスケジューリング
 第7週 基本設計(1):フローダイアグラム
 第8週 基本設計(2):プロットプラン、設計基本条項
 第9週 環境保全のための化学プロセスと化学装置
 第10週 貯槽および容器の構造と設計
 第11週 熱交換器の構造と設計
 第12週 蒸留装置の構造
 第13週 蒸発装置の構造と構成、配管系
 第14週 期末試験
 
<成績評価方法及び水準>
  授業への出席による平常点(成績評価の15%)、Quiz への回答およびレポート提出(成績評価の15%)、期末試験成績(成績評価の70%)などにより総合的に評価する。
<教科書>
  プリントを配布する
<参考書>
  入門 化学プラント設計[基礎設計の進め方と実際]、相良 紘 著、培風館化学プラント設計の基礎、第2版、大村朔平、星協一 共著、東京化学同人
 化学装置便覧、化学工学協会 編、丸善
 材料の科学と工学[3]材料の物理的・化学的性質、W.D.キャリスター著、入戸野 修 監訳、培風館
 
<オフィスアワー>
  新宿校舎:毎週金曜日 13:00〜15:00、1974号室、E-mail:kimura@cc.kogakuin.ac.jp 
<学生へのメッセージ>
  種々の化学物質の合理的な製造・生産ならびに環境・エネルギーなど種々の地球規模の問題を現実的に解決するためには、これを実現する機器・装置・プラント・システムの構築が必要不可欠であることを理解して欲しいと思います。
<参考ホームページアドレス>
  http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1048/
   
 
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