2012年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

量子力学(Quantum Mechanics)[4E22]

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2単位
林 光男 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
量子力学は,現代物理学及び化学の基礎である。
量子化学、物性論、ナノ・テクノロジー、量子コンピュータ、原子核物理学、素粒子論、宇宙論に通じる夢の多い学問である。
量子力学の基本的な問題について理解することを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1. はじめに:プランクのエネルギー量子の発見と熱放射
2. アインシュタインの光量子論と光電効果 粒子と波動の二重性
3. 電子とはなにか? ドブロイの電子の波動性とボーアの水素原子模型
4. 量子力学の成立 自由粒子のシュレーディンガー方程式とその解
5. 無限に深い井戸型ポテンシャル中の粒子のシュレーディンガー方程式を解く
6. 有限の深さの井戸型ポテンシャル中の粒子のシュレーディンガー方程式を解く
7. トンネル効果
8. 調和振動子のエネルギースペクトル
9. 球対称なポテンシャル中の粒子 角運動量の量子化
10.水素原子のエネルギー準位
11.パウリの排他原理と電子のスピン
12.光子の裁判 粒子と波動性、確率解釈について
13.固体の比熱
14.まとめ
15.宇宙と素粒子

<成績評価方法及び水準>
定期試験により評価する。60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
原 康夫著、量子力学 (岩波基礎物理シリーズ (5)) [単行本] 岩波 ¥3465

<参考書>
量子力学の参考書はきわめて多い。講義において教科書末の参考文献から紹介するので
自分にあったものを探すこと。

<オフィスアワー>
月曜日4限
電子メール(mhayashi@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp)で予約すること。

<学生へのメッセージ>
復習をきちんと行うこと。

<備考>
出席不良の場合、追試験再試験の受験を認めない。

 

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