2012年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
△無機化学II(Inorganic Chemistry II)[4260]
2単位 門間 英毅 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 基礎的な知識と問題の本質を把握する力は、化学に魅力を感じることと同じように大切である。これらを元素とその化合物の化学的・物理的性質に関する知識を各論を通して学習する。最外殻電子の数によって元素を族に分類すると、同じ族の元素は類似した性質を示す。また、元素は最外殻電子の満たされる軌道によって、1, 2族s-ブロック、13〜18族p-ブロック、3〜12族d-ブロック、3族f-ブロックの各ブロックに分類される。具体的には、これらの元素の一般的な性質と電子構造との関連性、化合物の化学的性質などについて理解することを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 元素の周期律と電子配置
第2週 水素と化合物 第3週 1族元素と化合物 第4週 2族元素と化合物 第5週 17族元素と化合物 第6週 18族元素と化合物 第7週 12族, 13族元素と化合物 第8週 14族元素と化合物 第9週 学習のまとめ(中間課題) 第10週 15族元素と化合物 第11週 11族,3族元素と化合物 第12週 4族, 5族元素と化合物 第13週 6族, 7族元素と化合物 第14週 8族, 9族, 10族元素と化合物 第15週 学習成果の確認 (試験)
<準備学習> 教科書各ページ下のキーワードの意味を予習しておく。
- <成績評価方法及び水準>
- 中間課題30点満点, 定期試験70点満点で評価し, 合計60点以上を合格とする.
- <教科書>
- 「工学のための無機化学」山下・片山・大倉・橋本 (サイエンス社)
- <参考書>
- 「ベーシック無機化学」鈴木・中尾・桜井 (化学同人)
「基礎無機化学」J. D. Lee(浜口訳) (東京化学同人)
- <オフィスアワー>
- 前期木曜日 10:20〜10:50、 12:30-13:00
- <学生へのメッセージ>
- 無機の各論は、化学現象の普遍的事実を扱う「化学の真髄」なので、しっかり身に付けて下さい。教科書各ページ下のキーワードを簡単に説明できるように復習することがたいへん有効です。
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