| 2012年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
 
 ベクトル解析(Vector Analysis)[3564] 2単位
 北原 清志 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   ベクトル解析は力学,電磁気学,流体力学など様々な分野で非常に有用な道具として使われており,ベクトル値関数の微分積分,曲線や曲面など,大学一年で学習した内容の総合的な応用という側面を持っている。ここでは様々な公式の意味を理解することを目標にする。
<授業計画及び準備学習>
   1. ベクトルの復習2. ベクトル積とスカラー3重積
 3. ベクトルの微分
 4. ベクトルの積分
 5. 空間曲線
 6. 曲面
 7. スカラー場の勾配
 8. ベクトル場の発散
 9. ベクトル場の回転
 10. 勾配,発散,回転に関する諸公式
 11. 2重積分の復習
 12. スカラー場とベクトル場の積分
 13. ガウスの発散定理
 14. ストークスの定理
 準備学習:以上14回については教科書の該当部分の解説を読んでおくこと.特にノートの解説をよく復習し,問題を解くこと
 15. 学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習を行うこと
 
<成績評価方法及び水準>
    最終回に行う試験を100点満点で評価し60点以上を合格とする.
<教科書>
  基礎解析学コース 「ベクトル解析」 矢野健太郎・石原繁 共著(裳華房)
<参考書>
  「Advanced ベクトル解析」 立花俊一・勝野恵子 他著(共立出版)
<オフィスアワー>
  水曜日 12:30〜13:30 それ以外でもメールで約束の上,対応可。
<学生へのメッセージ>
    ベクトル解析は偏微分と重積分の基礎の上に成り立っているので,一年生の数学IIの内容を十分に理解していることが必須である。重積分に付いては授業内で解説を加えながら進める.また行列式の計算方法,ベクトルの内積・外積なども重要な基礎知識である。
   
 
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