| 2012年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
 
 △環境エネルギー材料物性(Properties of Environmental and Energy Materials)[1159] 2単位
 桑折  仁 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   マテリアル(物質・材料・素材)の物性を理解するのに必要な基礎的事項について講述する.材料科学の観点から物質の構造と材料の物性,とくに材料の力学的特性との相関について概説する.これを踏まえたうえで、環境エネルギー化学との関わりについて講述したい。この講義では以下に示す項目を達成目標とする.
 (1)物質の構造と材料の機能性,とくに材料の力学的特性との相関を理解する.
 (2)各種材料の物性を材料科学の観点から統一的に取り扱うことが可能であることを理解する.
 
<授業計画及び準備学習>
  以下の項目を15週にわたり展開する.1.なぜ材料の科学と工学を学ぶのか?(1w:1巻 p.1-9)
 2.原子の構造と原子間結合(2w:p.11-25,3w:p.25-35)
 3.結晶性固体の構造(4w:p.37-47,5w:p.47-61,6w:p.61-71)
 4.固体の中の不完全性(7w:p.73-85,8w:p.85-97)
 5.材料の力学的特性(9w:2巻p.1-18,10w:p.18-37)
 6.転位と強化機構(11w:p.39-60,12w:p.60-67)
 7.破壊(13w:p.69-95,14w:p.95-122)
 期末試験(15w)
 
 上記の巻,ページは教科書の各項目該当ページである.
 
<成績評価方法及び水準>
  内容のまとまりごとに実施する確認テスト、および定期試験の合計で評価する。60点以上の者に単位を認める。
<教科書>
  材料の科学と工学[1]材料の微細構造 W.D.キャリスター著,入戸野修 監訳,培風館材料の科学と工学[2]金属材料の力学的性質 W.D.キャリスター著,入戸野修 監訳,培風館
 
<参考書>
  『材料科学2:材料の強度特性』 Craig R.Barrett、William D.Nix、Alan S.Tetelman共著、井形、堂山、岡村共訳(培風館)
<オフィスアワー>
  火曜日 16:30-17:30 5-103
<学生へのメッセージ>
  環境・エネルギー関連システムを設計・開発するにはマテリアルサイエンス(材料科学,物質科学)の知識が必須である.この科目は材料を学ぶ上での基本的な事項が詰まっており,環境エネルギー化学実験Cなどとも密接なつながりがある.
   
 
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