| 2012年度工学院大学 第1部応用化学科
 
 ○物理学I(Physics I)[2561] 2単位
 吉田 勝彦 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  理学のみならず工学の非常に重要な基礎となる,物理学について学習する.物理学Iでは,その土台ともいうべき力学を扱う.
 以下の事柄の習得を目標とする.
 (1)各物理量の概念を理解.
 (2)法則の数学的表現と展開(数式で考える.特に,ベクトル計算,微分積分,微分方程式.).
 具体的には,
 (a)与えられた問題の運動方程式を書き下すことができること.また,その方程式を解き,結果の物理的意味を理解できること.
 (b)力学的な保存量の理解と,その保存則を使用できること.
 (c)剛体の静止条件の理解とその適用ができること.
 (d)剛体の運動の理解とその適用ができること.
 
<授業計画及び準備学習>
  1.ガイダンス,物理量,次元,単位 準備学習:教科書1〜4ページを理解し,例題を解いておくこと
 2.運動の記述(位置):ベクトルと座標系
 準備学習:高校で学習したベクトルの復習と教科書5〜7ページを理解し,例題を解いておくことておくこと
 3.運動の記述(速度,加速度):初等関数の微分,ベクトルの微分
 準備学習:高校で学習した微分の復習と教科書9〜14ページを理解し,例題を解いておくこと
 4.簡単な運動の表現と導出 :等速直線運動,等加速度運動,単振動,等速円運動
 準備学習:高校で学習した積分の復習と教科書14〜20ページを理解し,例題,演習問題を解いておくこと
 5.運動の法則
 準備学習:教科書21〜28ページを理解しておくこと
 6.一定の力による質点の運動
 準備学習:教科書28〜31ページを理解し,例題を解いておくこと
 7.速度に比例する力による質点の運動
 準備学習:教科書31〜34ページを理解し,例題を解いておくこと
 8.復元力による質点の運動
 準備学習:教科書34〜40ページを理解し,例題を解いておくこと
 9.保存量と保存則:エネルギーと仕事,仕事の定義と計算
 準備学習:教科書50〜54ページを理解し,例題を解いておくこと
 10.運動エネルギー,保存力とポテンシャル・エネルギー
 準備学習:教科書54〜57ページを理解し,例題を解いておくこと
 11.全力学的エネルギー保存則
 準備学習:教科書57〜60ページを理解し,例題を解いておくこと
 12.質点系の運動量保存則,角運動量保存則
 準備学習:教科書60〜70ページを理解し,例題を解いておくこと
 13.剛体の運動
 準備学習:教科書81〜97ページを理解し,例題を解いておくこと
 14.学習成果のまとめ
 準備学習:前回までの総復習を行うこと
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習を行うこと
 
<成績評価方法及び水準>
  講義時間内の数回の課題(合計30点満点)と試験の得点を合計して60点以上が合格.
<参考書>
  「理工系物理学講義」加藤潔著(培風館)
<オフィスアワー>
  火曜12:30〜13:20,4限木曜12:00〜13:20
 八王子校舎1号館206室
 
   
 
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