| 2012年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
 
 地学I(General Earth Science I)[5D72] 2単位
 野津 憲治 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  「地学」では、われわれ人類が生存する場である地球や太陽系についての理解を深め、そこで起きている現象についての基本的な概念や法則を学ぶ。受講者ひとりひとりが自分なりの地球観、宇宙観を持てるようになることを目標とする。前期の「地学1」と後期の「地学2」で地学全体をカバーするので、両方受講することが好ましい。前期の「地学1」では、地学の中でも主に天文学、固体地球科学の分野を扱う。
<授業計画及び準備学習>
  1.ガイダンス、および宇宙の構造と起源準備学習:教科書のp.112-113, 146-151を読んでおくこと
 2.恒星の観測と性質
 準備学習:教科書のp.124-125, 136-138, 142-145を読んで
 おくこと
 3.恒星の進化と宇宙物質循環
 準備学習:教科書のp.138-141を読んでおくこと
 4.太陽系の構造、太陽の姿と活動
 準備学習:教科書のp.114-115, 132-135を読んでおくこと
 5.惑星、衛星など太陽系構成天体
 準備学習:教科書のp.117-123を読んでおくこと
 6.地球、惑星の運動と地球の物理学的特徴
 準備学習:教科書のp.6-11, 126-131を読んでおくこと
 7.地球の内部構造と構成物質
 準備学習:教科書のp.12-15を読んでおくこと
 8.鉱物と岩石
 準備学習:教科書のp.20-24を読んでおくこと
 9.火成岩
 準備学習:教科書のp.16-19を読んでおくこと
 10.変成岩と堆積岩
 準備学習:教科書のp.48-52, 54-57, 62-63を読んでおくこと
 11.プレートテクトニクス
 準備学習:教科書のp.28-33, 58-61, 160を読んでおくこと
 12.地震現象、活断層
 準備学習:教科書のp.38-45, 46-47, 58, 161を読んでおくこと
 13.マグマ活動、火山現象
 準備学習:教科書のp.26-28, 34-36を読んでおくこと
 14.地球の資源
 準備学習:教科書のp.25, 53を読んでおくこと
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習をおこなうこと
 
<成績評価方法及び水準>
  第15回目に行う試験の成績で評価を行う。最終試験結果だけでは合格点に達しない場合には、毎回の講義で最後15分を使って行う確認小テストの結果も考慮する。
 
<教科書>
  ニューステージ新訂「地学図表」浜島書店(2003)ーー講義でプリント代わりに使用するので必ず持参のこと
<参考書>
  西村裕二郎ほか「基礎地球科学」(第2版)朝倉書店(2010)尾崎洋二「宇宙科学入門」(第2版)東京大学出版会(2010)
 東京大学地震研究所「地球科学の新展開」朝倉書店(1,2巻:2002, 3巻:2003)
 野津憲治「宇宙・地球化学」朝倉書店(2010)
 国立天文台「理科年表」丸善(2011)
 
<オフィスアワー>
  講義開始前、終了後、八王子キャンパス非常勤講師室E-mailでのやりとりもできます:notsu@cc.kogakuin.ac.jp
 
<学生へのメッセージ>
  地学は、われわれが生活する地球環境の過去から現在の姿を知り、将来を思い描く学問です。われわれの知的好奇心を満足させるだけではなく、人類が持続的に生存していく術を学び取る学問です。皆さんが将来の地球環境についての問題意識を持って勉強することを期待します。後期の地学2、夏期集中の地学実験も受講することを勧めます。
   
 
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