| 2012年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
 
 材料の力学(Materials and Mechanics)[3A71] 2単位
 木村 雄二 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  外力の負荷に対する材料の力学的応答を取扱うに際しての基本的な概念を理解させ、化学装置、機械構造物などの構造設計を行うために必要な基礎知識を与えることを目的とする。具体的な達成目標は以下に示す.(1) マテリアルの強度が基本的な物性の一つとして重要であることを学ぶ.
 (2) マテリアル強度の概念の理解に基づき、力学的特性評価に際しての材料の応答の考え方の基礎を理解する.
 
<授業計画及び準備学習>
  第1週 各種材料の力学的特性第2週 固体における力のつりあい
 第3週 材料の外力に対する応答(1):応力とひずみ
 第4週 材料の外力に対する応答(2):フックの法則と弾性定数、許容応力と安全率
 第5週 引張りと圧縮の簡単な問題:棒の自重による応力と変形、引張りまたは圧縮の不静定の問題
 第6週 化学装置などに生ずる力学的な問題:熱応力、残留応力
 第7週 材料のねじり
 第8週 真直なはりのせん断応力と曲げモーメント
 第9週 真直なはりに生ずる力学的応答(1):はりの曲げ応力、断面二次モーメント
 第10週 真直なはりに生ずる力学的応答(2):断面二次モーメントの計算、はりのせん断応力
 第11週 真直なはりの変形:たわみの基本式、静定はりのたわみ
 第12週 圧力容器の応力
 第13週 ひずみのエネルギー
 第14週  期末試験
 
<成績評価方法及び水準>
  授業への出席による平常点(成績評価の15%)、Quiz への回答およびレポート提出(成績評価の15%)、期末試験成績(成績評価の70%)などにより総合的に評価する。
<教科書>
  グローバル機械工学シリーズ(2)材料力学、坂田勝 ほか 著、朝倉書店
<参考書>
  材料力学、黒木剛司郎 著、森北出版 材料の科学と工学[2]金属材料の力学的性質、W.D.キャリスター著、入戸野 修 監訳、培風館
 
<オフィスアワー>
  八王子校舎:毎週木曜日 14:00〜17:00、12-209号室、E-mail:kimura@cc.kogakuin.ac.jp 
<学生へのメッセージ>
  材料の力学的・化学的特性に関する知識をベースにして、種々の装置を実際に設計する場面において必要不可欠となる、材料の選定を含む材料の力学的応答に対する知識ならびに感覚を是非とも身につけて欲しいと思います。
<参考ホームページアドレス>
  http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1048/
   
 
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