2012年度工学院大学 第1部マテリアル科学科
特許法(Patent Law)[1E75]
1単位 福田 伸一 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 社会生活と知的財産との関係を理解し、ものづくりの重要性を理解し、更に、知的財産を重んじるマインドを有する人材を育成すること。
卒業後、社会人として、特に技術者として企業で活動するに際し、知的財産権に基づく思考ができるようになること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス(社会生活と知的財産との関係について)
準備学習 身の回りにある製品等と知的財産との関係を検討しておくこと 2.知的財産の種類と概要 準備学習 様々な知的財産について、その種類と概要を教科書によって理解しておくこと 3.産業財産権の1(特許/実用新案) 準備学習 主に特許制度について、その概要を教科書によって理解しておくこと 4.産業財産権の2(意匠) 準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと 5.産業財産権の3(商標) 準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと 6.著作権法 準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと 7.特許法の1(主に発明について) 準備学習 特許法に規定される「発明」の概要を教科書によって理解しておくこと 8.特許法の2(主に特許出願手続について) 準備学習 特許出願から最終処分に至る経緯を教科書によって理解しておくこと 9.特許法の3(主に特許出願審査について) 準備学習 特許を受けるための要件を教科書によって理解しておくこと 10.特許法の4(主に特許権の効力/実施権について) 準備学習 特許権の効力の概要を教科書によって理解しておくこと 11.特許法の5(主に特許訴訟について) 準備学習 主に特許権侵害訴訟の概要を教科書によって理解しておくこと 12.知的財産の国際性 準備学習 知的財産に関係する条約類の概要を教科書によって理解しておくこと 13.国家戦略と知的財産 準備学習 知的財産基本法の概要を、教科書で理解しておくこと 14.まとめ(技術者と知的財産の関わりについて) 準備学習 企業に勤務する技術者と知的財産との関わりについて、教科書で理解しておくこと 15.学習効果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回に行う試験を100点満点とし、60点以上を合格とする。ただし、3回以上欠席した学生は履修放棄とみなし成績評価を行わない。
- <教科書>
- 産業財産権標準テキスト 総合編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
産業財産権標準テキスト 特許編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
- <オフィスアワー>
- 月曜日 17時50分から18時30分
- <学生へのメッセージ>
- どちらかといえば資源に乏しい我国が、欧米に匹敵する大国に成長するに至ったのは、多くの技術者による弛まぬ技術開発にあったということができます。そして、その技術開発の背景には、目に見えない財産として知的財産権の存在が大きな役割を担っています。この講義においては、我国が更に成長するエンジンとしての知的財産についての理解を深め、学生の皆様が社会に出た後、技術者として活躍できる知識を得て頂くことを目的としております。
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