| 2012年度工学院大学 第1部機械システム工学科
 
 ○線形代数学I(Linear Algebra I)[4C04] 2単位
 江澤 潤一 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  線形代数学は工学・理学の専門分野を学ぶ上で必須の基礎となる科目である。本講義では,数ベクトルと,行列の取り扱いに慣れ親しみ,行列式の性質を知り,行列式の具体的な計算を習得し,連立一次方程式を解けるようになることを目標とする。これが出来たとき,線形代数学の奥深さと美しさに気が付くだろう。
<授業計画及び準備学習>
  第 1週 数ベクトルと行列,行列の演算(09/013)第 2週 行列の分割,行列と連立一次方程式(09/20)
 第 3週 行列の基本変形と連立一次方程式の解法(09/27)
 第 4週 理解度の確認(小テストと解説)(10/04)
 第 5週 行列の簡約化,行列の階数(10/11)
 第 6週 正則行列,逆行列,逆行列の計算(10/18)
 第 7週 理解度の確認(小テストと解説)(10/25)
 第 8週 置換(11/01)
 第 9週 行列式の定義と性質(11/08)
 第10週 行列式の計算(11/15)
 第11週 理解度の確認(小テストと解説)(11/22)
 第12週 余因子行列,余因子展開(11/29)
 第13週 余因子行列とクラメルの公式(12/06)
 第14週 線形代数学のまとめ(12/13)
 第15週 学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  1)可能な限り頻繁に,それ以前の授業内容を題材に小テストを実施する。小テストの総合点を100点満点で評価し,A点とする。2)定期試験は,100点満点で評価し,B点とする。
 3)最終評価点Fは,F=A*(1-X)+B*Xである。Xは,X>0.5の範囲で総合的に決める全学生に共通の係数である。Fが60点以上を合格とする。
 
<教科書>
  講義要旨を配布する。「入門 線形代数」三宅敏恒著(培風館)
<参考書>
  講義の中で必要に応じて指示する。
<オフィスアワー>
  木曜日16:20-16:40講師室
<学生へのメッセージ>
  1. 自分の手を動かして,数多くの例を計算してみることが重要である。なるべく具体的な応用例を取り上げるので,労を惜しまず勉強すること。2. 演習の時間がとれないので,ホームワークとして授業でとりあげた問題を再度解き完全に理解すること。
 3. 理解にはステップを踏む必要があるため,1,2をきちんと行って,各回の授業内容を体得することが肝要。
 
   
 
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