| 2012年度工学院大学 第1部機械システム工学科
 
 △科学と宗教(Science and Religion)[4A04] 2単位
 吉田 司雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   科学では証明できない超常現象(オカルト)に人はなぜ惹かれるのか? 科学の歴史は非科学的なものとのせめぎ合いのなかで展開してきた面がある。ここでは近代スピリチュアリズムの展開や核戦争の恐怖が呼び起こした終末論的な風景に目を向けながら、通常の科学史では正当的に扱われない領域を取り上げてゆく。いささか逆説的ではあるが、そのことを通して、科学技術の時代に生きる人間のありようについて深く考えられるようになってほしいというのが、この授業のねらいであり、到達目標である。なお、以下の授業計画はあくまでも仮のもので、変更も大いにありうる。
<授業計画及び準備学習>
   1.魔術から科学へ(ガイダンス)準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと
 2.聖俗革命の時代
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 3.近代心霊科学の誕生
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 4.物理学者クルックスと文学者ドイルの信念
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 5.明治日本の千里眼騒動
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 6.神はサイコロを振るのか?
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 7.原子力と終末論
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 8.アダムスキー、空飛ぶ円盤に乗る
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 9.UFO事件の精神史
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 10.1970年代オカルトブームの背景
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 11.エクソシストとはなにか?
 準備学習:キータームについて自分で調べ、考えておくこと
 12.宮崎駿アニメの宗教的地層
 準備学習:授業で取り上げる映像を実際に見てみること
 13.1995年とはどんな年だったか?
 準備学習:授業で取り上げる映像を実際に見てみること
 14.スピリチュアル・ブームの時代へ
 準備学習:キータームについて自分で調べ、自分自身について考えておくこと
 15.授業内容の確認(確認テスト+レポート作成)
 準備学習:授業内容の復習をしっかりやっておくこと
 
<成績評価方法及び水準>
  授業にきちんと出席することが成績評価の前提。授業内に抜き打ちを含む複数回の確認テスト等を行うことで平常点を算出すると共に、学期末に授業内容に関わる課題レポートを提出してもらい、平常点との合計で60点以上の者に単位を認める。平常点と課題レポートの割合は4:6。ただし、平常点が一定の点数に達していない者については、課題レポートを採点対象としない。
<教科書>
  特に指定しない。
<参考書>
  一柳廣孝(編)『オカルトの帝国』(青弓社)吉田司雄(編)『オカルトの惑星』(青弓社)
 その他、随時教場で指示する。
 
<オフィスアワー>
  新宿校舎2772研究室 月12:20〜13:00それ以外は教員に直接たずねること。
 
<学生へのメッセージ>
  第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。なお、授業で取り上げるトピックは変更する場合も大いにありうる。
   
 
| このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。 Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.
 |  |