| 2012年度工学院大学 第1部機械システム工学科
 
 △技術者の倫理(Engineer's Ethics)[2A02] 2単位
 林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  技術者倫理に関する入門的な授業を行います。(JABEE達成目標(B))以下の3つを達成目標とします。
 (1)技術者の倫理的判断にとって必要な基礎的知識と考え方を身につける。
 (2)倫理的思考と判断になじみ、それを身につける。
 (3)人間・社会について考えることの重要性を知る。
 受身で情報を受け取るだけではなく、授業中自分で考え、積極的に表現することが求められます。
 
<授業計画及び準備学習>
  授業計画1.技術者倫理の学習にあたって。
 2.倫理とは何か?
 3.技術、技術者とは何か?
 4.企業の中の技術者(1):チャレンジャー号のケース
 5.企業の中の技術者(2):続き:ジレンマの中の技術者
 6.企業の中の技術者(3):ジェー・シー・オーのケース
 7.企業の中の技術者(4):企業の社会的責任
 8.技術者と公衆(1):安全性の考え方
 9.技術者と公衆(2):製造物責任の考え方
 10.技術者と環境(1):ギルベイン・ゴールド
 11. 技術者と環境(2):内部告発の倫理
 12.技術者と環境(3):環境問題の考え方
 13.知的財産権の考え方
 14.演習:これまでの復習とディスカッション
 15. まとめ。継続的学習のために。
 準備学習
 前回授業の復習をして、また宿題レポートを提出して翌週の授業に臨むこと。
 
<成績評価方法及び水準>
   翌週までの宿題のレポート(60点)、授業内に行う演習と小レポート(40点)によって評価します。
<教科書>
  林・宮澤・小野他編著『技術者の倫理』(コロナ社 2006年)
<参考書>
  授業で指示します。
<オフィスアワー>
  前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2774室。
<学生へのメッセージ>
   すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。
<参考ホームページアドレス>
  http://inrta.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/
   
 
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