2012年度工学院大学 第1部機械システム工学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[3412]

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3単位
飛松 敬二郎 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
前期はコンピュータリテラシーの講義と演習を行います。情報処理の基礎的な概念や情報倫理を理解して,ID管理された計算機システムの基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具として使えるようになることをめざします。

後期はCADとプログラミングの基礎的な講義と演習を行います。
CADは機械設計に欠かせないツールです。2次元CADを用いた機械部品の製図手法を学習します。
一般的な問題解決手段となる情報処理技術はプログラミングです。プログラミングによるコンピュータの活用方法を例題や課題で学習します。プログラムの流れを読み取り理解すること、やさしい問題解決のプログラムを作成できることを目標とします。

学習する項目
 1.教科書1:第1章 コンピュータ入門、第4章および準備学習
 2.情報倫理教材
   第1章 ネットワーク社会、第2章 ユーザ認証とアカウント、
   第3章 インターネットの基本的な注意点、第4章 セキュリティ対策、
   第5章 ネットワーク社会を取り巻く法律、修了テスト1〜5の実施

 3.教科書2:準備学習
 4.教科書3:準備学習

情報倫理教材はWebブラウザで次のURLを表示して、
https://inavi.ns.kogakuin.ac.jp/coursenavig/service
自分の個人IDでログインして、まずオンライン学習申込で講義名「情報処理概論及演習」の該当クラスを選択して学習申込をします。その後は講義タブの「情報処理概論及演習」の中の「情報倫理」の教材で学習します。学習記録は教員が確認します。

具体的な達成目標
計算機利用の基礎と情報倫理の修得、機械製図課題の制作、プログラミングの基礎の修得

JABEE学習・教育目標
「機械システム基礎工学プログラム」:(C−1)◎
JABEEキーワード
「機械システム基礎工学プログラム」:
コンピュータリテラシー、CAD、プログラミング、数値計算


前提となる基礎知識と習得後の展開
本科目は、計算機利用の基礎を学ぶ科目であり、特に大学レベルの基礎知識は必要としない。本科目を修得後、「プログラム演習」、「応用プログラム演習」などのより専門的な科目を履修することができる。

<授業計画及び準備学習>
<前期>

.ガイダンス、IDとパスワード、Windows 7の基本操作
.情報と情報量、情報の検索と利用、電子メールの操作
.Word (1) 基本事項、文字入力と変換、保存、 編集
.Word (2) 書式設定、表とセル操作、印刷
.Word (3) 描画・数式オブジェクト
.Excel (1) セル入力・移動・複写、オートフィル
.Excel (2) 数式、セル参照、グラフ作成
.Excel (3) 関数描画、Wordとの連携
.プレゼンテーション(1) スライドの作成と印刷
10.プレゼンテーション(2) グループ発表
11.ウェブページ(1) HTML、キーワード、タグ
12.ウェブページ(2) スタイル、WWWの仕組み、ファイル転送
13.LaTeX (1) ソースファイル、コンパイル、プレビュー
14.LaTeX (2) 文字サイズ、箇条書き、表、数式
15.学習成果の確認

準備学習(教科書1)
.第2章、.第1章 6-10頁と第3章、.第5章 5.1-5.3節、.5.6-
5.7節、.第5章 5.8節、.第6章 117-128頁、.第6章 128-133頁、
.第6章 134-136頁、.第7章 7.1-7.3節、10.第7章 7.4-7.5節、
11.第8章 8.1-8.3節、12.第8章 8.4-8.7節、ホームページ開設資料
13.第9節 9.1-9.6節、14. 第9章 9.7-9.10節、15. 総復習


<後期>

16.AutoCADの作図と編集の基本操作、作図の準備
17.中心線、正面図と側面図の下書き線、実線部分
18.鏡像、構築線、フィレット、接線、寸法、仕上げ
19.VBA環境の基本操作とプログラム記述方法
20.変数と四則演算
21.条件判断 If文、Select Case文、条件文、論理演算
22.繰り返し(1) For Next文、繰り返し(2) While文、Do Loop文
23.SubプロシージャとFunctionプロシージャ
24.セルの入出力、With文、数値演算関数
25.文字列処理の関数(Chr, Asc, Len, Mid, 他)
26.配列の利用、構造型
27.整列のアルゴリズム
28.数値計算 (1) モンテカルロ法
29.数値計算 (2) 方程式を解く
30.学習成果の確認(後期試験)

準備学習(教科書2)
16. 第1章、第2章、17. 第7章 7.1-7.4節前半、18. 第7章 7.4節後半

準備学習(教科書3)
19. 第1章、20. 第2章、21. 第3章、22. 第4章、23. 第5章
24. 第6章、25. 第8章、26. 第9章、27. 第17章、28. 第10章、
29. 第11章、配布資料 30. 総復習

<成績評価方法及び水準>
課題は期限までに全てを提出すること。課題は合計40点満点(情報倫理の学習成績を含む)、定期試験を合計60点満点として総合点数が60点以上を合格とします。

全ての授業へ出席してください。欠席や遅刻は減点対象となります。

<教科書>
第1回から教科書1第16回から教科書2第19回から教科書3必ず持参してください

教科書1:「理工系学生のためのコンピュータリテラシー」
     工学院大学情報基礎教育運営委員会 編(共立出版)

教科書2:「CADの基礎と演習」
     赤木徹也、立野昌義、安原治機 著(共立出版)

教科書3:「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング 第2版」
     加藤潔 著(共立出版)

<参考書>
特に定めない。

<オフィスアワー>
水曜3時限 13:30-14:50, 16:30-18:00
場所: 15-010 情報科学研究教育センター 準備室
メール(ct10519@ns.kogakuin.ac.jp)で確認を取ってください.

<学生へのメッセージ>
コンピュータリテラシーと情報倫理を学び、情報化社会に対応できる知識、技能、マナーを身に付け、卒業研究にコンピュータを役立てるためにCADとプログラミングの基礎をしっかり学んでください。

<参考ホームページアドレス>
工学院大学情報基礎教育のウェブサイト(学内参照のみ) http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017

 

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