2012年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース

機械機能設計学(Applied Mechanical Design)[4C03]

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2単位
山本 崇史 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年環境保護の観点から,機械構造物やシステムの設計において,高性能化と軽量化を両立させることが要求されており,最適設計法の必要性は今後ますます大きくなっていくと考えられます.そこで,本講義では(1)最適設計の考え方とその手法を習得すること,(2)自動車のエンジンのマウントレイアウト・バネ定数の設計に適用し,実際の問題に応用できる能力を身につけることを目標としています.

(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギ−・デザインプログラム」(D)

(前提となる基礎知識と学習後の展開)
機械機能設計学を履修するには工業力学,材料力学,数値計算法を学習しておくこと.本科目学習後は機械システム設計,機械力学などの応用に対応する.

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス
2.概念設計について
3.詳細設計について
4.最適化概論と線形計画法
5.シンプレックス法の概念
6.シンプレックス法による最適化
7. サスペンションの基本
8. サスペンションバネ定数の設計
9.非線形最適化の基本
10.直接探索法とニュートン・ラフソン法
11.逐次線形最適化
12.自動車エンジンマウントの基本
13.自動車エンジンマウントの設計(1)
14.自動車エンジンマウントの設計(2)
15.学習内容の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
成績評価は定期試験70%およびレポート30%の比重で配点を行い,総合評点が60点以上を合格とします.

<教科書>
特に設けない.

<参考書>
機械設計工学〈2〉「システムと設計」 尾田 十八,米澤 政昭 編集 (培風館)
「最適化理論の基礎と応用」,川面 恵司,横山 正明,長谷川 浩志(コロナ社)

<オフィスアワー>
講義後の30分.上記以外の時間はメールで事前に連絡をもらえれば対応可能です.メールアドレスは at13358@ns.kogakuin.ac.jp です.

<学生へのメッセージ>
レポートや演習を通じて種々の設計法を習得して下さい.

 

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