| 2012年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
 
 △信頼性工学(Reliability Problem in Engineering)[2E01] 2単位
 山田 隆行 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  今後,ニーズがますます増大する信頼性工学について,機械技術者として必要な基礎知識と機械工業での応用例について,講義、演習を行う. 以下に具体的な達成目標を示す.(1)信頼性の考え方全般を理解する.
 (2)ワイブル分布など,統計的手法を理解する.
 (3)FMEA,FTAを理解する.
 (4)信頼性設計,デザインレビューを理解する.
 
<授業計画及び準備学習>
  1.信頼性の発生経過・品質保証と信頼性、信頼性工学発展の歴史2.信頼性の意味・手法と安全性、信頼性手法の概要
 3.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその1
 4.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその2
 5.寿命分布と故障率、寿命の分布,信頼度
 6.指数分布と統計的方法、MTBF,MTTF,信頼度の検定と推定
 7.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その1
 8.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その2
 9.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その3
 10.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その1
 11.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その2
 12.信頼性設計その1
 13.信頼性設計その2
 14.デザインレビュー
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習を行うこと
 
<成績評価方法及び水準>
  演習問題と試験の結果を以下のように重み付けして合計し、60点以上を合格とします.1. 試験の成績(重み=0.8)
 2. 授業内で実施・提出する演習問題,中間試験の成績の平均(重み=0.2)
 
<教科書>
  真壁 肇編;信頼性工学入門,日本規格協会
<参考書>
  1)統計解析入門、白旗慎吾著、1992年、共立出版2)川崎 義人著;日科技連信頼性工学シリーズ1 信頼性・保全性総論,日科技連,
 3)牧野 鉄治,野中 保雄著;理工系学生・技術者のための信頼性工学,日科技連,
 
<オフィスアワー>
  授業が始まる前又は終わった後など適時. 
<学生へのメッセージ>
  授業中に実施・提出する演習問題のために電卓が必要.機械系に限らず工業製品を造る上での必要な知識である.
   
 
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