| 2012年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
 
 △CAD/CAM(CAD/CAM)[1C01] 2単位
 何  建梅 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  産業界ではコンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ている。この中心的役割をなすのがCAD/CAM(Computer Aided Design,Computer Aided Manufacturing)である。この授業では2次元だけではなく3次元も含めた統合型CAD/CAM全般について講義を行う。製品製造にコンピュータの必要となることの理由,コンピュータが適切な道具としていかにそれを備えているかの理解,グラフィックとコンピュータとの数理的関かわりの原理の具体的理解,CAMとCAEとの統合の問題点や必要性などを理解することが目標である。
 (JABEE学習・教育目標)
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎
 (JABEEキーワード)
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」: コンピュータグラフィックス,CAD/CAM/CAE,工程管理,生産管理,シミュレーション,インターフェース
 (前提となる基礎知識と習得後の展開)
 本科目は、コンカレントエンジニアリングの基礎を学習する.本科目習得後は,設計から製造までにデザイン能力の習得を行うことができる.本科目を履修する前に,「機械基礎演習」「機械製図A・B」「機械設計学」を履修,習得することが望ましい.
 
<授業計画及び準備学習>
  1.  ガイダンス、コンカレントエンジニアリングの発生・特徴など準備学習:微分・積分およびマトリクス計算の復習をしておくこと
 2.  数学基礎、2次元図形の発生
 準備学習:教科書第1〜3章まで自習して理解しておくこと
 3.  2次元図形変換処理法(マトリクス法)
 準備学習:教科書45〜56ページを読んで理解すること
 4.  3次元図形変換処理法(マトリクス法)
 準備学習:教科書56〜61ページを読んで理解すること
 5.  3次元投影法(平行投影と透視投影)
 準備学習:教科書61〜67ページを読んで理解すること
 6.  形状モデリングとCSGによるソリッドモデル
 準備学習:教科書69〜78ページを読んで理解すること
 7.  自由曲線・曲面の数学的取扱い
 準備学習:教科書78〜84ページを読んで理解すること
 8.  形状モデルによるマスプロパティの計算
 準備学習:教科書87〜94ページを読んで理解すること
 9.  機構解析・ロボット解析の座標変換について
 準備学習:教科書94〜103ページを読んで理解すること
 10. 有限要素法の定式化、要素自動分割と重ね合わせ原理について
 準備学習:教科書105〜118ページを読んで理解すること
 11. 境界要素法とモーダル解析について
 準備学習:教科書118〜135ページを読んで理解すること
 12. 加工の概要と工程設計について
 準備学習:教科書137〜143ページを読んで理解すること
 13. NC加工技術,ロボット解析及び生産技術
 準備学習:教科書145〜162ページを読んで理解すること
 14.CAD/CAM/CAEシステムの全般、データベースなどについて
 準備学習:教科書163〜175ページを読んで理解すること
 15. 学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  定期試験が60%+レポートと出席で40%で,最終成績を60点以上の者に単位を認める.
<教科書>
  「CAD/CAM/CAE入門」:雨宮好文監修, 安田仁彦著(オーム社)
<参考書>
  多数出版されているが,出来るだけ基礎的な事項を扱っている書籍がよい。
<オフィスアワー>
  授業前後30分 新宿17F 1718室(機械設計研究室1)、メールによる連絡も可。email: at13148@ns.kogakuin.ac.jp
 
<学生へのメッセージ>
  コンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ている産業界に適応するために,CAD/CAM/CAEの基礎知識をきちんと身に付けること.
   
 
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