| 2012年度工学院大学 第1部機械工学科
 
 △微分方程式論(Elementary Differential Equation)[2152] 2単位
 伊藤 慎一郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  工学の基本であり,さまざまな局面で現れる微分方程式は,時間とともに変動するシステムの分析に欠かすことのできない分析手法の一つである。この授業は,講義を通して微分方程式の入門的内容,とくに一階と二階の常微分方程式の解法に対する理解を目指している。(JABEE機械システム基礎工学コ−スの学習・教育目標)<C−1>:◎
 (JABEE基本キーワード) <数学系>
 (JABEE個別キーワード) <解析学>,<代数学>(前提となる基礎知識と修得後の展開)本科目を履修する前に「数学I」,「数学II」,「数学演習I」,「数学演習II」 を履修しておくこと。また、本科目の内容は、動きのあるものすべてに適用可能なので多くの専門科目の基礎になっている。 とくに、3年後期に開講する 「制御工学」では、微分方程式と線形代数学の知識を必要とするので注意してほしい。
 
<授業計画及び準備学習>
  1. 微分方程式とは(高校数学の復習)2. 1階常微分方程式 (変数分離形)
 3. 1階常微分方程式 (同次形)
 4. 1階常微分方程式 (一階線形微分方程式)
 5. 1階常微分方程式 (完全微分形)
 6. 1階線形微分方程式 (完全微分形 積分因子)
 7. 中間テスト
 8. 2階線形微分方程式 (同次2階分方程式)
 9 . 2階線形微分方程式(非同次2階分方程式)
 10. 2階線形微分方程式(非同次2階分方程式)
 11. 2階線形微分方程式(演算子法その1)
 12. 2階線形微分方程式(演算子法その2)
 13. 2階線形微分方程式(連立微分方程式その1)
 14. 2階線形微分方程式(連立微分方程式その2)
 15. 物理への応用
 
 
<成績評価方法及び水準>
  授業中の演習20%+定期試験80% 
<教科書>
  「計算力をつける微分方程式」藤田育嗣,間田潤著(内田老鶴圃)
<参考書>
  「すぐわかる微分方程式」石村園子著(東京図書) 
<オフィスアワー>
  火曜日16:30-18:00他の時間を希望の場合はito@cc.kogakuin.ac.jpへメールの上,訪問してください.
 
<学生へのメッセージ>
  この授業は,数学の知識(特に微分学,積分学)を必要とすることと抽象的にものごとを考えられる能力を必要とするので1年次の基礎的な数学をきちんと学習してほしい。また、適当な参考書や問題集を利用し普段から沢山練習するように心がけることが大切である。 
<参考ホームページアドレス>
  http://fluid.mech.kogakuin.ac.jp
   
 
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