2012年度工学院大学 第1部機械工学科
○機械工学基礎演習II(Engineering Exercise of Fundamentals of Mechanical II)[3405]
1単位 後藤 芳樹 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 機械工学における専門分野について理解するとともに,初年次におけるエンジニアリング・デザイン教育を体験する。ものづくり授業を通して,グループ討論やプレゼンテーションを体験し,学生相互間のコミュニケーション力ならびにチームワーク力を養い,自然や社会への影響など,制約条件のもとでの課題を解決する能力を身につける。また,これからの大学生活における学習計画を立てると共に,さまざまな職業,働くことの意義について学び,将来の自分の職業について考える。
(具体的な目標) (1)機械工学の専門科目への導入。 (2)ものづくり等の体験を通じて,複数の解が存在すする課題について,制約された条件のもとで解 決できる力を養う。 (3)グループ討論,プレゼンテーションやレポートの作成を通じて,コミュニケーション力ならびに チームワーク力を養う。 (4)地球環境などの自然や社会への影響について考える。 (5)将来の職業について考える。
(機械工学エネルギー・デザインプログラム学習・教育目標) (A)多面的・総合的視点の獲得 ○ (C)コミュニケーション能力の習得 ○ (F)デザイン能力の習得 ◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1.[ガイダンス] シラバスの提示と成績評価方法についての説明。学習・教育目標の説明。
前期科目の成績についてのアドバイス。 2.[機械工学の概要] 機械工業,技術の歴史,機械工学の分野,各科目のつながり。 3.[専門的話題(1)] 担当教員の専門についての講義および演習。 4.[専門的話題(2)] 担当教員の専門についての講義および演習。 5.[専門的話題(3)] 担当教員の専門についての講義および演習。 6.[専門的話題(4)] 担当教員の専門についての講義および演習。 7.[もの作り体験(1)] 課題解決型学習。グループ単位で実施。ものづくり(製作)。 8.[もの作り体験(2)] ものづくり(製作)。 9.[もの作り体験(3)] ものづくり(実験)。 10. [もの作り体験(4)] ものづくり(実験)。 11. [もの作り体験(5)] もの作り体験のまとめ。 課題解決の過程について,グループごとにプレゼンテーションを行い,質疑・討論。 レポート作成。 12. [日本語文章表現] もの作り体験のレポートを教材として,レポート作成技術を学ぶ。 論理的な文章の作成。正しくわかりやすく伝えるための表現。 13.[多面的・総合的視点] 環境問題,社会問題などをとりあげて討論。 課題:討論の結果をレポートにまとめる。 14.[キャリア教育] 大学における学習計画。卒業研究や就職活動について先輩の話を聞く。 将来の職業とは。なぜ働くのか。技術者の仕事。 キャリアデザインについてのディスカション。 15.[まとめ・予備日] 授業についての感想。 授業アンケートの実施。
- <成績評価方法及び水準>
- 全授業出席を前提とし,演習,プレゼンテーション,レポートで評価する。評価の割合は(A)多面的・総合的視点の獲得 30%,(C)コミュニケーション能力の習得 30%,(F)デザイン能力の習得 40% とし,(A),(C),(F) のそれぞれにおいて60点以上を合格とする。
- <教科書>
- なし。
- <参考書>
- なし。
- <オフィスアワー>
- 授業の終了後をオフィスアワーとする。
- <学生へのメッセージ>
- ものづくりはグループで行うのでグループ内でのコミュニケーションが大切である。欠席しないように,最後までがんばること。
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