| 2012年度工学院大学 第1部機械工学科
 
 ○工業力学及演習II(Engineering Mechanics and Exercise II)[3102] 3単位
 伊藤 慎一郎 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 小林 潤 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 山本 崇史 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
    工業力学は機械工学科において最も基礎的かつ重要な力学に関する科目の一つである.この科目では,摩擦,衝突,振動,剛体の運動,重心と慣性モーメントについて学ぶ.より理解を深め,容易に応用できるようにするため,講義に沿った演習を行う.以下に具体的な達成目標を示す.
 (1)摩擦,仕事,エネルギーおよび運動量について理解し,活用できること
 (2)力積,衝突および振動について理解し,応用できること
 (3)剛体の平面運動を理解し,応用できること
 
 (JABEE学習・教育目標)
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(C)○,(D)◎
 
 (JABEEキーワード)
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:剛体の力学,自由振動,減衰系
 
 (前提となる基礎知識と習得後の展開)
 「工業力学及演習I」の習得を前提とする.本科目と「同I」を修得することにより,機械工学における力学の基礎を固めることができる.多くの専門科目でこの授業で習得した知識を用いる.
 
<授業計画及び準備学習>
  1.摩擦(1)2.摩擦(2)
 3.衝突
 4.振動(1)―自由振動,単振動,振子の振動,単振子
 5.振動(2)―減衰系
 6.剛体とモーメント
 7.理解度の確認(試験)
 8.支点と反力,分布力(1)
 9.支点と反力,分布力(2)
 10.重心(1)
 11.重心(2)
 12.剛体の力学―剛体の運動
 13.剛体の力学―慣性モーメント(1)
 14.剛体の力学―慣性モーメント(2)
 15.理解度の確認(試験)
 
 授業の形態は,原則として1時限目を講義,2時限目を演習とする。
 
<成績評価方法及び水準>
  この科目では2種類の試験を複数回行う.D試験(工業力学II前半の内容),E試験(工業力学II後半の内容)である.以下の2条件の両方を満たした者に単位を認める.
 (1)演習の成績が50%以上であること.
 (2)D試験,E試験に1回合格(60点以上を取得)すること.
 最終成績はD試験とE試験の平均点とする.ただし各試験に合格していない場合は,平均点が60点を上回っていても不合格となる.
 B試験およびC試験の前期の合格認定は,その年度中に限り有効である.翌年度に持ち越すことはできない.
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(D)は,上記の評価基準を満たせば,達成される.
 成績は演習(20%)と定期試験(80%)で評価し,60点以上の者に単位を認める.
 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(C)および(D)は,上記の評価基準を満たせば、達成される.
 
<教科書>
  「基礎から学ぶ工業力学」飯田・金野・武居著(オーム社)
 
<参考書>
  「詳解工業力学」入江敏博著(理工学社)
<オフィスアワー>
  水曜日16:30-18:00他の時間を希望の場合はito@cc.kogakuin.ac.jpへメールの上,訪問してください.
 
<学生へのメッセージ>
  ここで学んだ考え方および知識は高学年での種々の力学のベースになるので,予習・復習によって理解を深め,応用できるようにして欲しい.
<参考ホームページアドレス>
  http://fluid.mech.kogakuin.ac.jp
   
 
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