2012年度工学院大学 第1部機械工学科

工業力学及演習I(Engineering Mechanics and Exercise I)[3101]

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3単位
菱田 博俊 准教授  
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金野 祥久 准教授  
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山本 崇史 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 <授業のねらい及び具体的な達成目標>
 工業力学は機械工学科において最も基礎的かつ重要な力学に関する科目の一つである.ここでは,質点に働く力の合成とつりあいについて学ぶ.さらに,質点の運動法則について学ぶ.より理解を深め,容易に応用できるようにするため,講義に沿った演習を行う.
 以下に具体的な達成目標を示す.
(1)質点の力学について理解し,応用できること
(2)運動の法則について理解し,応用できること
(3)仕事とエネルギー,運動量について理解し,応用できること

(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(C)○,(D)◎

(JABEEキーワード)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:静力学,運動の法則,質点の力学

(前提となる基礎知識と習得後の展開)
本科目の習得後は「工業力学及演習II」に進み,剛体の運動法則を学ぶ.また多くの専門科目ではこの科目で学んだ知識を用いている.

<授業計画及び準備学習>
授業は習熟度別クラスに分けて行う.各クラスでシラバスは異なるので,授業計画の詳細はクラス分け実施時に説明する.以下に示すのは「工業力学及演習I」の授業範囲を半期で習得する場合のシラバスである.

1.授業の進め方のガイダンス,学力調査
2.単位と有効数字(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
3.質点の力学―力と力学(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
4.質点の力学―質点の運動(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
5.運動の法則(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
6.運動の法則―落下運動,放物線運動(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
7.運動の法則―振り子の運動(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
8.授業の理解度調査(試験)
9.仕事とエネルギー(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
10.仕事とエネルギー(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
11.運動量(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
12.慣性系と非慣性系(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
13.運動の法則―円運動と曲線運動(テキストの例題により予習・テキストの章末問題で復習する)
14.運動の法則(まとめ)(テキストの章末問題で復習する)
15.授業の理解度調査(試験)

授業の形態は,原則として1時限目を講義,2時限目を演習とする。

<成績評価方法及び水準>
この科目では3種類の試験を複数回行う.A試験(力学の基礎),B試験(工業力学I前半の内容),C試験(工業力学I後半の内容)である.
以下の2条件の両方を満たした者に単位を認める.
(1)演習の成績が50%以上であること.
(2)A試験に2回,B試験に2回,C試験に1回合格(60点以上を取得)すること.
最終成績はB試験2回とC試験1回の平均点とする.ただし各試験に合格していない場合は,平均点が60点を上回っていても不合格となる.
B試験およびC試験の前期の合格認定は,その年度中に限り有効である.翌年度に持ち越すことはできない.
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(D)は,上記の評価基準を満たせば,達成される.

<教科書>
「基礎から学ぶ工業力学」飯田・金野・武居著(オーム社)

<参考書>
「詳解工業力学」入江敏博著(理工学社)

<オフィスアワー>
金野:火曜日16:30〜18:00 八王子校舎8号館203室,(後期のみ)水曜日 18:10〜18:30 八王子校舎8号館203室
メールでの問い合わせも可:konno@researchers.jp
他の担当教員のオフィスアワーは授業中に説明する.

<学生へのメッセージ>
高等学校で習った数学および物理が前提であるので,その教科書,ノートなどを活用しながら,予習・復習をして欲しい.

 

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