| 2012年度工学院大学 第1部機械工学科
 
 △経営学入門(Introduction to Management)[1308] 2単位
 道中 真紀 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  本講義では、経営学の主要なトピックを網羅することによって、経営学という学問を概観することをねらいとします。理論の解説だけに留まらず、現実の事例も数多く紹介していく予定です。講義を通して、履修者が経営学的な考え方を修得し、日常生活に応用できるようになることを達成目標とします。
<授業計画及び準備学習>
  第1回  ガイダンス・イントロダクション―経営学とはどのような学問か?第2回  企業の分類―企業にはどのような形態と特徴があるのか?
 第3回  モチベーション理論―どのように組織のメンバーのやる気を引き出すか?
 第4回  リーダーシップ論―理想的なリーダーとは?
 第5回  組織構造論(1) ―「組織」の捉えられ方はどのように変遷してきたのか?
 第6回  組織構造論(2)―さまざまな組織形態と、それぞれの長所・短所は?
 第7回  中間テスト(第2回〜第6回講義内容)
 第8回  競争戦略論―自社の市場におけるポジションと、それに見合った戦略は?
 第9回  マーケティング論(1)―どのような消費者をターゲットに製品を販売するか?
 第10回 マーケティング論(2)―ターゲットへの効果的なアプローチ方法は?
 第11回 人事管理論―どのように人材を育て、管理するか?
 第12回 生産管理論(1)―どのように生産計画を立てるか?
 第13回 生産管理論(2)―製品の品質をどのように管理するか?
 第14回 財務管理論―資金をどのように調達し、運用するか?
 第15回 期末テスト(第8回〜第14回講義内容)
 
<成績評価方法及び水準>
  * 成績評価は中間試験(40点満点)と期末試験(60点満点)の合計点で行います。60点以上を合格とします。
 * 講義では毎回、演習問題を出題します。提出は課しませんが、講義中に解答を発表してくれた学生
 には、正解・不正解に関わらず成績を加点します。
 
<教科書>
  特に使用しません。毎回、講義時にプリントを配布します。ビジネス誌、新聞などの記事も教材として使用します。
 
<参考書>
  榊原清則 (2002) 『経営学入門 上 (日経文庫)』 日本経済新聞社.井原久光 (2008) 『テキスト経営学―基礎から最新の理論まで(第3版)』 ミネルヴァ書房.
 他、講義中に随時紹介します。
 
<オフィスアワー>
  質問等は講義終了後に教室で受け付けます。それ以外の時間を希望する場合は、事前にメールで相談してください。
 (メールアドレス: fu40871[at]ns.kogakuin.ac.jp ←[at]を@に換えてください)
 
<学生へのメッセージ>
  経営学は企業の構造や行動について分析する学問です。こう言われると、大学生の日常にはあまり関係のない学問のように感じられるかもしれません。しかし、経営学が取り扱う「モチベーションを高めるにはどうしたらよいか?」「ライバルに立ち向かう最善の戦略は?」などといったテーマは、皆さんの身近な問題にも十分に応用可能でしょう。日常に経営学のツールを気軽に取り入れて、より楽しく有意義な大学生活を送ってください。
<備考>
  *受講希望者が多数の際には、対象学科・学年の学生に対しても履修制限をする場合があります。*講義では初歩的な数学の知識が必要になります(数列・微分など)。
 *後期開講科目「企業の理念と行動」と合わせて受講すると、より理解が深まります(続編ではない
 ので、片方のみの履修でも問題ありません)。「経営学入門」では、経営学的な視点から、企業
 が自己の目標達成のためにどのように計画を立て行動するかについて学びます。一方、「企業の
 理念と行動」では、経済学的な視点から、企業がライバル企業や消費者との関係の中で、どのよ
 うに利潤最大化を達成していくかについて学びます。
 
   
 
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