2011年度工学院大学 教職課程科目

技術教育の研究(Study of Industrial Arts)[9232]

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4単位
雑賀  高 教授  
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尾高  進 准教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 技術の教育はものを介して人と人との関係をより深く理解し、人格の形成に大きく関わっている。この授業では、中学校における技術科教育を中心に、その教育目的、到達目標、学力、教材づくりの論理などの基礎的なことがらを身につけてもらいたいと考えている。あわせて、授業実践例の検討も行い、技術科教育の授業に対するイメージをもてるようにしたい。

【具体的な到達目標】
1.技術教育について理解する。
2.普通教育としての技術教育について理解する。
3.指導計画を作成できる。
4.学習過程における生徒個々の学習状況の把握と支援の在り方について理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. オリエンテーション
2. 道具か機械か(上)−技術の定義(1)−
3. 道具か機械か(下)−技術の定義(2)−
4. 技術って何?−技術の定義(3)−
5. 技術と労働−技術の定義(4)−
6. 技術教育の方法
7. 技術科の授業論・学力論−普通教育としての技術教育−
8. 技術科の教材論
9. 技術教育とコンピュータ
10. エネルギー変換に関する技術
11. 技術教育と環境問題(1)
12. 技術教育と環境問題(2)
13. 教育における評価の基礎理論
14. 技術科の授業設計
15. まとめ、技術科教材研究の課題

<成績評価方法及び水準>
 授業中に一人1回は教科書の実践例等について報告してもらう予定であり、それと試験(年1回の予定)とを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。ただし、出席状況も考慮する。

<教科書>
河野義顕・大谷良光・田中喜美『技術科の授業を創る―学力への挑戦―』学文社

<参考書>
適宜指定する。

<オフィスアワー>
授業の前後に教室または講師室にて。そのほかはメールで約束の上、対応します。

<学生へのメッセージ>
技術科教育に関する意欲や関心を強く持って授業に出席してください。

 

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