2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
○化学I(Chemistry I)[6502]
2単位 青山 衛 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 化学は、物質の構造と性質、変化を対象とした自然科学の一分野であり、自然科学のいろいろな分野での基礎である。また、化学は人間の生活とも深い関わりをもっており、未来の技術社会を担っていく工学部の学生にとって、化学の基礎知識は不可欠である。以上を踏まえて、達成目標を以下に示す。
(1)物質の成り立ちと変化を実生活と結び付けて理解する。(2)原子の構造を学び、元素の性質を理解する。(3)化学結合を理解し、分子の構造、性質を説明できる。(4)化学変化を反応式を用いて説明し、簡単な化学計算を行える。(5)興味ある身近な装置、科学現象を、化学の目で説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週:授業計画の説明、化学とは、物質の種類と性質、物質と元素
第2週:原子・分子、原子の構造と同位体 第3週:原子モデルと電子軌道、イオン、元素の周期性 第4週:化学結合と電子、イオン結合、共有結合、金属結合 第5週:原子量・分子量・式量、物質量 弟6週:物質量と化学反応式 第7週:物質の三態、気体の性質 第8週:液体(溶液)と固体(結晶) 第9週:化学反応と熱 第10週:反応速度 第11週:化学平衡、質量作用の法則 第12週:酸と塩基、水素イオン濃度とpH 第13週:中和反応、加水分解とpH 第14週:酸化と還元 第15週:学習成果の確認(課題レポート作成) <準備学習> 授業時に配布されたプリントを用い復習を行うこと。また、参考書等を使って該当部分の内容を予習する。
- <成績評価方法及び水準>
- 期末課題レポート50%、授業中に課したレポート50%で評価し、100点満点で60点以上の者について単位を認定する。
- <教科書>
- 適宜、プリントを配布する。
- <参考書>
- "視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録"(数研出版)
- <オフィスアワー>
- 授業の前後に講師室に在室している時。前期土曜日15時00分から16時00分(新宿講師室)。後期土曜日12時00分から13時00分(新宿講師室)。
- <学生へのメッセージ>
- 身の回りの現象の中に、化学を見つけてください。それを理解し、自らの将来と結びつけて考えていくと、化学の面白さに目覚めます。化学は暗記物ではなく、論理的に考えて、現象を理解していく学問です。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|