2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

基礎化学演習(Exercise in General Chemistry)[6305]

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1単位
青山 衛 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
化学は、物質の構造と性質、変化を対象とした自然科学の一分野であり、自然科学のいろいろな分野のでの基礎である。また、化学は人間の生活とも深い関わりをもっており、未来の技術社会を担っていく工学部の学生にとって、化学の基礎知識は不可欠である。以下の事項を演習をとおして体得することによって、化学の理解をより深めることがこの演習のねらいである。(1)原子の構造を学び、元素の性質を理解する。(2)物質の状態変化を定性的に説明できる。(3)化学結合を理解し、分子の構造、性質を説明できる。(4)化学変化を反応式を用いて表せ、量論的な化学計算を行なえる。

<授業計画及び準備学習>
第1週:授業計画の説明、化学とは、物質の種類と性質
第2週:物質の構成(原子・分子)   
第3週:原子とイオン、元素の周期性
第4週:化学結合と電子
第5週:原子量・分子量・式量と物質量
弟6週:化学反応の量的関係
第7週:物質の三態、気体の性質
第8週:液体(溶液)と固体(結晶)
第9週:化学反応と熱
第10週:反応速度
第11週:化学平衡
第12週:酸と塩基
第13週:中和反応
第14週:酸化と還元
第15週:学習成果の確認(課題レポート作成)
<準備学習>
授業時に配布されたプリントを用い復習を行うこと。また、高等学校の化学の教科書、参考書等を使って該当部分の内容を予習する。

<成績評価方法及び水準>
期末課題レポート50%、授業中に課したレポート50%で評価し、100点満点で60点以上の者について単位を認定する。

<教科書>
適宜、プリントを配布する。

<参考書>
"視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録"(数研出版)
高等学校化学I,化学II教科書

<オフィスアワー>
授業の前後に講師室に在室している時。前期土曜日15時00分から16時00分(新宿講師室)。後期土曜日12時00分から13時00分(新宿講師室)。

<学生へのメッセージ>
科学、そしてその中の化学は、暗記物ではありません。化学現象を理解すると、身の回りの現象の中に、化学の面白さを見つけることができます。そのためには、まず、手を動かして問題を解いてみましょう。本を参考にしながら、考えていきましょう。

<備考>
電卓持参のこと

 

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