2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

電気磁気学基礎(Basic Electromagnetism)[4601]

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2単位
佐々木 豊 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気磁気学は、電気系領域における機器・装置・システムなどの考案・開発・解析・設計にあたり最も重要な基礎技術を与える学問であり、極めて実用性が高い。この授業では、このような電気磁気学において基礎的な電気磁気現象を取り上げ、まずその現象の物理的な理解を深め、それと同時にその現象の数学的取扱いを修得することにより、さらに高度な電気磁気学の問題に対処する能力を身につけることを目的とする。
具体的な達成目標は
(1) 電気力の働く場としての電界の理解
(2) 電位および電位差の理解
(3) 多様な帯電体による電界および電位の理解
(4) 誘電体中の電界および電束密度の理解
(5) 静電容量、電界のエネルギーおよび帯電体に働く力の理解
(6) 電流および電気回路における諸法則の理解

<授業計画及び準備学習>
1. クーロンの法則
2. 電界
3. 電界とガウスの法則
4. ガウスの法則の導出
5. 電位
6. 電位の勾配と電界
7. 誘電体と電束密度
8. 帯電物体の電界と電位
9. 静電容量
10. ベクトルの発散と静電界分布
11. 電気映像法
12. 電流
13. 線形電気回路の定理
14. 理解度向上のための復習・演習
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
「電磁気学ノート」長嶋、伊藤、末松著 ピアソンエデュケーション社

<オフィスアワー>
授業前後1時間程度

<学生へのメッセージ>
・授業計画に対応する教科書(「電磁気学ノート」)の部分を毎回必ず読んでくること。
・演習を取り入れながら進めるので、教科書と記入用ノートを毎回必ず持参すること。
・真面目に受講している者への迷惑になるので、私語は慎むこと。

 

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