2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

法学A(日本国憲法1単位含)(Law A)[3708]

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2単位
イザベル ジロドウ 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
基本的人権に関する思想と実定法の変遷を紹介する。日本的法制度の中で基本的人権、特に社会的権利の重要性について考え。EU法、フランス法における社会的権利保護と比較しながら学習する。社会的権利保護に関して、立法者または裁判官の新しい役割を検討し、基本的人権とその保障に関して学習し、理解することを目的とする。

<授業計画及び準備学習>
【第1回】
授業計画および評価基準について
【第2回】
基本的人権とは何か(1)〜〜法律用語の歴史について(翻訳としての日本法)
:基本的人権と人権との違い
【第3回】
基本的人権とは何か(2)〜〜法律用語の歴史について(翻訳としての日本法)
:基本的人権と基本権との違い
【第4回】
「人」の権利(1)
:「人」の権利概論
【第5回】
「人」の権利(2−1)〜〜日本における基本的人権(1)
:精神の自由権・身体の自由
【第6回】
「人」の権利(2−2)〜〜日本における基本的人権(2)
:経済的自由権
【第7回】
「人」の権利(2−3)〜〜日本における基本的人権(3)
:社会権
【第8回】
「人」の権利(3)〜〜基本的人権
:比較法的視点からの検討
【第9回】
「市民」の権利(1)
:歴史的視点からの概説
【第10回】
「市民」の権利(1−2)
 :比較法的視点からの概説
【第11回】
「市民」の権利(2)
 :歴史的視点からの検討
【第12回】
「市民」の権利(3)
:比較法的視点からの検討
【第13回】
基本的人権と裁判官の役割
【第14回】
纏めとディスカッション
【第15回】
学習成果の確認

<成績評価方法及び水準>
平常点(40%)、事前学習としてのレポートなどの提出物(20%)、および定期試験(40%)を総合的に評価して、60点以上に達した場合に単位を与える。

<教科書>
使用しない。

<参考書>
講義中に指示する。

<オフィスアワー>
水曜2部1限目に新宿校舎講師室にて対応する。

<学生へのメッセージ>
 新聞・雑誌・TVなどのニュースで社会的事件に常に関心を持つことが望ましい。事前学習のために、レポートなどを課すので、必ず提出すること。

<備考>
平常点とは、講義に単に出席したことにより与えられる点ではなく、当該講義中に提出したアンサーペーパー・小レポート・小テストなどを評価して与えられる点数なので、単なる出席点と間違えないように注意すること。

 

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