2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
△法学A(日本国憲法1単位含)(Law A)[3708]
2単位 イザベル ジロドウ 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 基本的人権に関する思想と実定法の変遷を紹介する。日本的法制度の中で基本的人権、特に社会的権利の重要性について考え。EU法、フランス法における社会的権利保護と比較しながら学習する。社会的権利保護に関して、立法者または裁判官の新しい役割を検討し、基本的人権とその保障に関して学習し、理解することを目的とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 【第1回】
授業計画および評価基準について 【第2回】 基本的人権とは何か(1)〜〜法律用語の歴史について(翻訳としての日本法) :基本的人権と人権との違い 【第3回】 基本的人権とは何か(2)〜〜法律用語の歴史について(翻訳としての日本法) :基本的人権と基本権との違い 【第4回】 「人」の権利(1) :「人」の権利概論 【第5回】 「人」の権利(2−1)〜〜日本における基本的人権(1) :精神の自由権・身体の自由 【第6回】 「人」の権利(2−2)〜〜日本における基本的人権(2) :経済的自由権 【第7回】 「人」の権利(2−3)〜〜日本における基本的人権(3) :社会権 【第8回】 「人」の権利(3)〜〜基本的人権 :比較法的視点からの検討 【第9回】 「市民」の権利(1) :歴史的視点からの概説 【第10回】 「市民」の権利(1−2) :比較法的視点からの概説 【第11回】 「市民」の権利(2) :歴史的視点からの検討 【第12回】 「市民」の権利(3) :比較法的視点からの検討 【第13回】 基本的人権と裁判官の役割 【第14回】 纏めとディスカッション 【第15回】 学習成果の確認
- <成績評価方法及び水準>
- 平常点(40%)、事前学習としてのレポートなどの提出物(20%)、および定期試験(40%)を総合的に評価して、60点以上に達した場合に単位を与える。
- <教科書>
- 使用しない。
- <参考書>
- 講義中に指示する。
- <オフィスアワー>
- 水曜2部1限目に新宿校舎講師室にて対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 新聞・雑誌・TVなどのニュースで社会的事件に常に関心を持つことが望ましい。事前学習のために、レポートなどを課すので、必ず提出すること。
- <備考>
- 平常点とは、講義に単に出席したことにより与えられる点ではなく、当該講義中に提出したアンサーペーパー・小レポート・小テストなどを評価して与えられる点数なので、単なる出席点と間違えないように注意すること。
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