2011年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
△経営学B(Management B)[3610]
2単位 清水 一之 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 皆さんは,日本の経営学が「骨はドイツ,身はアメリカ」と言われるゆえんをご存知でしょうか?日本の経営学は,50年程前にドイツの「経営経済学(Betriebswirtschaftslehre)」を「骨」として生まれました。本講義では,このような「経営学」のスピリット,そして日本の企業経営にアメリカ経営学が取り込まれたという「身」の部分を基礎に,再度,変容しつつある現代的なヨーロッパにおける企業経営を考察しつつ,「骨」を軌道修正させながら履修学生の理解する「身」から生まれる考え方に力点を置きながら講義を展開します。最終的に受講学生は,国際的に活動する巨大企業の行動を経営学からのアプローチによって理解してもらいたい。
- <授業計画及び準備学習>
- <授業計画>
(1)オリエンテーション:本講義の概要 (2)コーポレート・ガバナンスと「企業の社会的責任(CSR)」 (3)企業戦略論 (4)マーケティング戦略1 (5)マーケティング戦略2 (6)日本の企業経営(CSR経営に向けて1) (7)日本の企業経営(CSR経営に向けて2) (8)アメリカにおける企業経営 (9)イギリス(ロイヤル・ダッチ・シェル) (10)ドイツ(フォルクスワーゲン) (11)ドイツ(「ライン型資本主義の将来 A 」) (12)ドイツ(「ライン型資本主義の将来 B 」) (13)本講義のまとめ1 (14)本講義のまとめ2 (15)定期試験 <準備学習> 講義は、テキスト・授業中に配布される参考資料に沿う形で行われますので、教科書・配布資料の予習・復習が必要になります。加えて、授業に出席することなしには単位の修得は期待できません。講義をきちんと聴き、そこで得られた問題関心を自ら学習し深めるなかで、はじめて正確な知識と論理的思考能力を身に付けることができると考えられます。
- <成績評価方法及び水準>
- 評価は,1.学期末試験と2.課題提出の2つから評価します。
1.学期末試験の平均点が60点以上を合格とします。 注:試験は,教科書から1問,参考書から1問を出題する予定です。 2.試験の評価を補助する位置付けとして,課題提出をお願いする。(10月〜11月) 3.出席も考慮する。
- <教科書>
- ・高橋俊夫編著『EU企業論』,中央経済社,2008年
・風間信隆監訳『ライン型資本主義の将来』,文眞堂,2008年
- <参考書>
- ・高橋俊夫『コーポレート・ガバナンスの国際比較 -米、英、独、仏、日の企業と経営-』中央経済
社,2006年 ・シリーズ『現代を読む経営学』第5巻,海道ノブチカ・風間信隆編著『コーポレート・ガバナンスと経 営学』ミネルヴァ書房,2009年
- <オフィスアワー>
- 講義の前に講師控え室に来てください。講義後は教室にて対応します。
- <学生へのメッセージ>
- 講義では,重要な点を板書します。そこで,「経営学B」用のノートを持参してください。加えて、講義の進捗状況により講義計画の変更があります。
- <参考ホームページアドレス>
- http://rwdb2.mind.meiji.ac.jp/Profiles/29/0002806/profile.html
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|