2011年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース

電気磁気学演習II(Exercises in Electromagnetism II)[6G72]

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1単位
於保 英作 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気磁気学演習は、電気系の中で最も基礎的かつ重要な学問の一つに数えられ、これをうまく習得すれば後に受講する応用科目の理解度の向上が期待できます。本演習では、高校時代に物理公式として丸暗記になりがちだった電気・磁気に関する表面的な知識を、「電界」「磁界」の性質の学習を通して深く掘り下げ、工学的基礎力を養うことを目的とします。

<授業計画及び準備学習>
1. アンペールの法則
2. ビオ・サバールの法則
3. ローレンツ力,電磁力,磁界と重ね合わせの理,回転トルク
4. 磁界内を運動する導体の誘導起電力,ファラデーの電磁誘導の法則
5. 交流発電機,変圧器
6. 相互誘導,自己誘導
7. インダクタンスの計算(自己インダクタンス)
8. インダクタンスの計算(相互インダクタンス)
9. 磁気(磁界の)エネルギー,インダクタンスと抵抗を含む回路の過渡現象
10. 磁化の強さ,強磁性体(磁界の強さ,磁束密度,ヒステリシス損)
11.磁気回路
12.電気磁気学に関する応用問題
13.変位電流
14.電界と磁界の基本法則、電磁波のエネルギー、ポインティングベクトル
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認めます。ただし授業で演習した内容の提出が必要です。

<教科書>
プリントを用意します

<参考書>
やくにたつ電磁気学 平井紀光 著 ムイスリ出版

<オフィスアワー>
月、火、木曜日が主な新宿校舎出講日ですが、簡単な質問等は授業後に受け付けます。

<学生へのメッセージ>
電気磁気学には難解な部分も含まれます。しかし、役に立つ考え方が沢山詰まっています。授業の内容だけでなく自発的な学習(含予習復習)が大切です。質問も歓迎します。

 

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