2011年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース
○電気回路理論I(Electric Circuit Theory I)[5G76]
2単位 齊藤 進 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この科目は電気回路に関わる基本的概念を理解することを目標とする。具体的には次の事柄を主な目標とする。
(1) 電圧、電流、起電力、電圧降下、逆起電力の概念を理解すること。 (2) オームの法則について理解し、実際にはオームの法則が成り立たない場合があることを知ること、およびその応用法を理解すること。 (3) 簡単な直流回路に関する計算ができること。 (4) 抵抗、容量、インダクタンスの物理的意味とその働きについて理解すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [ガイダンス] この科目の位置づけ。電気とは。
第2週 [電気物理の基礎] 電荷、電界、電位、電圧について 第3週 [オームの法則] 電流について、オームの法則 第4週 [電源の表示] 電源の電圧源表示と電流源表示 第5週 [キルヒホッフの法則] キルヒホッフの法則の意味 第6週 [合成抵抗] 簡単な抵抗回路の合成抵抗の計算法 第7週 [電圧降下、逆起電力] 電圧降下と逆起電力の概念。 第8週 [分圧の定理、分流の定理] 分圧比、分流比について 第9週 [直流電力] 電力とエネルギー 第10週 直流回路に関する演習 第11週 [LCについて] L、C の電気磁気学的意味 第12週 [正弦波交流の表現] 振幅、角周波数、初期位相、位相差 第13週 [RLCの回路素子としての働き] L、R、Cの基本的性質 第14週 [交流電力] 瞬時電力、平均電力、皮相電力、力率 第15週 期末試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上の者に単位を認める。
ただし、8割以上出席し、定期試験の結果が50点以上60点以下の者にはレポート提出を認め、その内容が良ければ最終試験を60点とする。
- <教科書>
- 「わかりやすい 電気基礎」高橋 寛監修、増田英二編集、コロナ社
- <参考書>
- 電気学会大学講座「電気回路論 3版改訂」平山 博、大附辰夫(電気学会)
- <オフィスアワー>
- 金曜日18:00〜19:30(講師室)
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