2011年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース

統計学(Statistics)[5752]

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2単位
高橋 静昭 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
「2つの出来事の間の関係には,独立と従属があるんだ。」
「A君は僕の言うことにはいつも反対して,B君はいつも賛成してくれるんだ。僕とA君の意見は独立で,B君とは従属関係だということだね。」
「それはどちらも従属さ.A君を賛成させたいと思ったら,君は反対の意見を言えばいいんだ。」
「それじゃ僕の意見が通らないかも知れないじゃないか。」
「後で考えが変わったとか,恩を売ってしぶしぶA君の意見に賛成すればいい。」
「じゃ,独立ってどうゆうこと?」
*   *   *
 不規則な値が発生するメカニズムを学習する。起こりやすさの程度をどのように示したらよいかを理解し,起こりやすさの表現と計算方法を修得することを目標とする.そのためにまず,微分積分や指数関数などを復習しながら,確率や確率密度,期待値と分散,独立と従属,組合せと母関数について理解する.

<授業計画及び準備学習>
1. 母集団と標本
2. 期待値
   宝くじ1枚の値打ちはいくらか
3. 2変数の確率
   2変数の同時確率と条件付き確率およびベイズ理論
4. 平均、分散、共分散のまとめ
   独立と従属および共分散と相関係数
5. 中間テスト
6. 重み平均と分散
7. 共分散と相関係数
8. 多数の変数の和
9. 確率母関数
10. 連続変数と確率密度
11. 正規分布の形と標準化
12. 中心極限定理

<成績評価方法及び水準>
毎回出席を取ります。授業に出席することは単位履修の必要条件です。ただし十分条件
ではありません。中間テスト40点満点と学期末テスト60点満点の合計点で評価します.60点以上の人に単位を認めます。病気などによりテストを欠席する際は、原則として事前に連絡を受けた場合のみ再試験などの配慮をします。

<教科書>
プリントはホームページからダウンロードすることが出来ます。

<オフィスアワー>
Eメールによる問い合わせを受け付ける. takahasi@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
これからの時代を生活するために、統計学はリテラシーの一つです。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ct66093/

 

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