2011年度工学院大学 第2部 *電気電子情報工学科電子工学コース
線形システム理論(Linear System Theory)[4F01]
2単位 椎塚 久雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- この授業では、システムの入力と応答の関係を数学的体系のもとに学ぶ。連続(アナログ)系システムの応答は離散(ディジタル)系システムの基礎になるものであるから、この授業の2/3は連続系の徹底理解に費やし、残り1/3はディジタル信号処理の入門までを学び、工学システムの基礎概念の修得を主なねらいとしている。また、連続系では「フーリエ級数」→「フーリエ変換」→「ラプラス変換」の順に一貫した体系の理解、離散系では「z変換」→「離散フーリエ変換」→「高速フーリエ変換」→「離散時間システムの構成」→「ディジタル信号処理入門」へと導く一貫した体系の理解をそれぞれ具体的な達成目標としている。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.フーリエ級数
2.指数形のフーリエ級数/振幅スペクトルと位相スペクトル 3.フーリエ変換 4.インパルス応答による任意の信号の表現/畳込みのフーリエ変換/インパルス応答のフーリエ変換 5.ラプラス変換 7.サンプリング定理(標本化定理) 8.z変換 9.逆z変換 10.離散フーリエ変換(DFT) 11.高速フーリエ変換(FFT) 12.離散時間システム 13.ディジタルフィルタ 14.全対のまとめ 15.理解度試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験の結果で最終成績を評価する。60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 「回路システム」椎塚久雄著(コロナ社、第2刷、2003年10月10日発行)
- <参考書>
- プリント配布
- <オフィスアワー>
- 質問は授業中に受けます。その他はメール(shiizuka@cc.kogakuin.ac.jp)を下さい。
- <学生へのメッセージ>
- この授業は、数学的基礎ができていることが前提条件となっています。それぞれのステップで分からないところがあったら、関連する数学の知識を同時に学んで進と効果的な学習ができます。
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