2011年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

信頼性工学(Reliability)[5G73]

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2単位
山田 隆行 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
今後,ニーズがますます増大する信頼性工学について,機械技術者として必要な基礎知識と機械工業での応用例について,講義、演習を行う. 以下に具体的な達成目標を示す.
(1)信頼性の考え方全般を理解する.
(2)ワイブル分布など,統計的手法を理解する.
(3)FMEA,FTAを理解する.
(4)信頼性設計,デザインレビューを理解する.

<授業計画及び準備学習>
1.信頼性の発生経過・品質保証と信頼性、信頼性工学発展の歴史
2.信頼性の意味・手法と安全性、信頼性手法の概要
3.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその1
4.信頼性モデル、直列系,冗長系,MTBF,MTBF,故障の基本的なパターンその2
5.寿命分布と故障率、寿命の分布,信頼度その1
6.寿命分布と故障率、寿命の分布,信頼度その2
7.指数分布と統計的方法、MTBF,MTTF,信頼度の検定と推定
8.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その1
9.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その2
10.ワイブル分布と統計的方法、ワイブル分布の意味、ワイブル確率紙の利用法その3
11.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その1
12.FMEAとFTA、FMEA,FTAの活用その2
13.信頼性設計
14.デザインレビュー
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
演習問題と試験の結果を以下のように重み付けして合計し、60点以上を合格とします.
1. 試験の成績(重み=0.7) 
2. 授業内で実施・提出する演習問題の平均(重み=0.3)

<教科書>
真壁 肇編;信頼性工学入門,日本規格協会

<参考書>
1)統計解析入門、白旗慎吾著、1992年、共立出版
2)川崎 義人著;日科技連信頼性工学シリーズ1 信頼性・保全性総論,日科技連
3)牧野 鉄治,野中 保雄著;理工系学生・技術者のための信頼性工学,日科技連

<オフィスアワー>
授業が始まる前又は終わった後など適時.

<学生へのメッセージ>
授業中に実施・提出する演習問題のために電卓が必要です.

 

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