2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
テキスト商品学(Text Merchandising)[1D11]
2単位 杉山 淳一 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- [ねらい]
あらゆる商品の価値は、「おもしろい」または「役に立つ」のどちらか、あるいは両方である。文章も同じ。「おもしろい」文章、「役に立つ」文章には商品価値がある。つまり売れる。ただし、「面白い」「役に立つ」事柄を正しく伝える技術を必要とする。
本講座では、プロのライターが用いる文章技術を伝授する。 ライター養成講座ではない。しかし、論文、ビジネス文書の基本となる技術でもある。 生涯にわたって有用な文章技術を極めよう。
[達成目標] ・稚拙な表現を使わずに文章を作成する。 ・著者の意図、知識を正確に表現する。 ・読み手が誤解する隙を与えない文章を作成する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス 商品となるテキストとは何か。
準備学習:義務教育の国語を復習せよ。 2."文章の基本"を取り戻す 準備学習:第1回の課題論文を提出 3.常体と敬体 準備学習:第2回の課題論文を提出 4.長文を切れ。強い文は短い。 準備学習:第3回の課題論文を提出 5.段落の設計 準備学習:第4回の課題論文を提出 6.文章のリズムと読点 準備学習:第5回の課題論文を提出 7.指示語と代名詞の禁止 準備学習:第6回の課題論文を提出 8.「」()の効果と使用法 準備学習:第7回の課題論文を提出 9.漢字とかなのバランス 準備学習:第8回の課題論文を提出 10.冗長表現の禁止 準備学習:第9回の課題論文を提出 11.飽きさせない文末 準備学習:第10回の課題論文を提出 12.語彙と文字数のコントロール 準備学習:第11回の課題論文を提出 13.演習 メディアの文章を校正する 準備学習:第12回の課題論文を提出 14.演習 学友の論文を校正する 準備学習:第13回の課題論文を提出 15.表記ルールを作る 準備学習:第14回の課題論文を提出 第15回の作成した表記ルールを提出
- <成績評価方法及び水準>
- 各回に論文の提出を課す。提出期限は次回授業前週の金曜日まで。
課題ごとに5〜20満点で採点し、累計60点以上を合格とする。 文章制作においては課題に沿った調査や取材も必要となるため、期末試験は実施しない。それだけに内容の虚偽、事実誤認については厳しく減点する。 盗用、著作権侵害が認められた場合は即時失格(受講停止)とする。
- <教科書>
- なし
- <参考書>
- 出版物これすべて参考書なり。
- <オフィスアワー>
- 授業開始前後、教室または講師室で。質問はメールで随時受け付ける。
- <学生へのメッセージ>
- 大学は社会。本講義は社会人が社会人へ技術を伝授する場である。社会人の自覚を持って参加すること。
提出されたレポート課題のうち、いくつかを授業中に公開する。自分の文章を修正されることはとても恥ずかしく、悔しいものだ。しかし、すべてのライターたちはその道を通ってた。打ちのめされてもなお立ち上がってきた者こそ成功者である。
- <参考ホームページアドレス>
- 感性工学的テキスト商品学 〜書き言葉のマーケティング http://norari.net/stext/back_stext.php
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