2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

デジタルコンテンツ論(Digital Contents)[5568]

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2単位
春日 正男 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本講義は、DVDやハイビジョン放送など現在の高品質AVデジタルコンテンツ時代を背景に、このコンテンツに関連する技術とその具体的な応用例を紹介し、それらが社会へもたらす工学的意義を学習する。授業のねらいは、この講義を通して基本的なコンテンツ関連の技術を学び、その具体的な実際例とその技術内容の理解を通して、デジタルコンテンツに関する人材育成と新たな産業振興への寄与を狙う。そして、最終的に豊かな社会構築へ向けての技術応用とビジネスへの展開方法を学習する。この観点から、まず、現在までのコンテンツ時代への技術推移を学ぶ。そして、これを背景にしたわが国におけるコンテンツ政策の概要を学習する。次に、高品質デジタルコンテンツを支える関連技術を習得する。特に、コンテンツの制作、ブロードバンドなどの配信流通技術、さらに、これを心地よく鑑賞するための視聴環境関連技術など、作る、送る、見る、などの方向から具体例を参考にして学習する。最後に、これらのコンテンツ権利の管理技術を学び、さらに、コンテンツ産業の現状と将来を概観する。そして、学習した総合的知識を背景に、コンテンツを通して社会への技術的貢献とビジネスへの展開など具体例を考察しながら理解を深めていく。

<授業計画及び準備学習>
1.デジタルコンテンツとは:その概要と応用への期待
2.システムからコンピュータの時代へ(1):技術の推移
3.ネットワークからコンテンツの時代へ(2):技術の概要
4.コンテンツの政策とその方向性
5.デジタルコンテンツの関連技術(1):作る
6.デジタルコンテンツの関連技術(1):具体例の紹介
7.デジタルコンテンツの関連技術(2):送る
8.デジタルコンテンツの関連技術(2):具体例の紹介
9.デジタルコンテンツの関連技術(3):見る
10.デジタルコンテンツの関連技術(3):具体例の紹介
11.コンテンツの権利管理技術の概要
12.メディア・コンテンツ産業の現状と将来
13.コンテンツ関連の人材育成
14.デジタルコンテンツ・ビジネスのこれから
15.授業のまとめ

<成績評価方法及び水準>
基本的には、出席状況、授業終了時の簡単なレポートをまず考慮します。また、学期末における課題レポートの提出を求めます。なお、試験は実施しませんが、このレポートの成績が60点以上の場合に単位を認定します。ただし、特に優秀な成績評価を認定する場合は、出席回数、授業態度を考慮することがあります。

<教科書>
特にありません。プリントを配布して授業を進めます。

<参考書>
授業中に紹介します。

<オフィスアワー>
質問は授業中、授業後に受けます。積極的に来て下さい。その他はメールで問い合わせて下さい。 kasuga@is.utsunomiya-u.ac.jp

<学生へのメッセージ>
学生諸君には、積極的に発言してもらい、学生参加型の授業を心がけています。楽しく学べる授業にしたいと考えていますので協力してください。

<備考>
授業には、たくさんのプリントを配布するので、きちんと整理してファイルしておくよう準備をお願いします。

 

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