2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

情報処理心理学(Information Processing Psychology)[5454]

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2単位
蒲池 みゆき 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人間の視聴覚情報処理の基礎について学ぶ.
特に「目の仕組み」つまり視覚情報処理の特性を中心に,心理物理学や認知心理学の知見を交えて解説する.

<授業計画及び準備学習>
【前半】(第1回〜第7回)
人間の情報処理の視覚初期段階のシステム特性について解説を行う.
「錯視」や「順応」,空間周波数や傾きの処理など,網膜から第1〜4次視覚野,MT野などの
脳内部位が比較的明らかな分野の解説が主となる.

【後半】(第8回〜第15回)
色の識別やパターン・物体の認知など,情報処理の高次処理過程について,
また,視覚と聴覚,触覚など他の感覚モダリティとの相互関係についての解説を行う.

学期を通して,実験的に得られたデータから,システムの処理特性を解明するための
知覚心理学の手法の代表例を交えた解説になる.
各回の講義では、PPTを用いた説明を行うので、随時理解の補足となるための
ノートを作成すること。
準備学習では、前回までの講義を踏まえたノートを見ながら、参考となる
文献などを読みすすめ、質問をまとめるとよい。

<成績評価方法及び水準>
期末に論文購読等のレポートを課す.
また、授業中に小レポートを課すことがありそれも配点に含まれる.
受講者が多数の際は,期末試験となる場合もある.
詳細は授業中に指示する.

<オフィスアワー>
新宿 金曜午後

<学生へのメッセージ>
工学的な応用に不可欠な,人間の情報処理に対する知識の初歩だと考えて臨むこと.
実験心理学に興味がある学生の受講が望ましい.
また,専門用語は英語も同時に覚えてしまうこと.

 

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