2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

日本経済論(Japanese Economy)[4C09]

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2単位
柴田 努 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 近年の日本における派遣切りや賃金の引き下げ、不安定雇用の拡大、大卒就職率の低迷、貧困の広がりといった経済的諸問題は、私たちの生活に深刻な影響をもたらしている。なぜこのような問題が生じているのか。日本経済の構造はどのように変化してきたのか。
 本講義では、戦後日本経済の発展と停滞を歴史的・構造的に取り上げることで、グローバル化時代の日本経済における様々な問題の要因を分析し、今後の日本経済の方向性を検討する。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス
   準備学習:日本経済をめぐる問題について新聞等で読んでおくこと
2 戦後日本経済の歴史的・世界的位置
   準備学習:前回の復習をしておくこと
3 高度成長の構造とその要因
   準備学習:前回の復習をしておくこと
4 高度経済成長下の労使関係
   準備学習:前回の復習をしておくこと
5 高度成長の終焉―戦後IMF体制の崩壊
   準備学習:前回の復習をしておくこと
6 バブル経済発生の環境と要因
   準備学習:前回の復習をしておくこと
7 プラザ合意
   準備学習:前回の復習をしておくこと
8 バブル経済の形成と崩壊
   準備学習:前回の復習をしておくこと
9 日本的生産システム―労働時間、賃金
   準備学習:前回の復習をしておくこと
10 経済のグローバル化と日本企業
   準備学習:前回の復習をしておくこと
11 日本企業の海外直接投資
   準備学習:前回の復習をしておくこと
12 構造改革と日本経済の変容(1)―労働法制の規制緩和
   準備学習:前回の復習をしておくこと
13 構造改革と日本経済の変容(2)―企業法制の規制緩和
   準備学習:前回の復習をしておくこと
14 現代の日本経済と世界経済
   準備学習:前回の復習をしておくこと
15 学習成果の確認(試験)
   準備学習:前回までの総復習を行なうこと

<成績評価方法及び水準>
日頃の授業への取り組みと期末試験を総合して、60点以上の者に単位を認める。詳しい成績評価方法は第一回目の講義で説明する。

<教科書>
指定なし。

<参考書>
井村喜代子『現代日本経済論[新版]』有斐閣、2000年。
松石勝彦 編著 『現代の経済学入門』同成社、2010年。

<オフィスアワー>
講義終了後の教室または講師控室。

<学生へのメッセージ>
 本講義では、日本経済をめぐる時事的トピックについても適時解説を行いながら進めることを予定している。議論や質問など、学生の皆さんの積極的な参加を期待します。

 

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