2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

国際関係の基礎知識(International Relations)[4A02]

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2単位
清水 英里 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
国家、民族、ジェンダー、貧困などにかんする諸問題が複雑に絡まりあっている現在の世界において、以前のようにナショナリティを本 質的に考えることができなくなっている世界の中に我々はいる。「自分」というものは何者なのか、そしてそこから世界とどう接していけばいいのか。そのことを日々生きるところに立脚点をおき、自らで思考し行動できるようになることを目標とする。本講義ではそのための既存の国際関係の基本的な学問的視点や枠組みを学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス
2 ナショナリズムとはなにか
3「従軍慰安婦」論争をめぐってー戦後補償のあり方と受け止め方:反日・反韓感情
4 映像の世紀
5 難民問題
6 ベトナムと世界史(1)
7 ベトナムと世界史(2)
8 戦争の悲惨さの実態
9『文明の衝突』をめぐる論争
10 映像の世紀
11 グローバリゼーションについて考える
12 テロリズムについて
13 ドキュメント映像『ショアー』について
14 オリエンタリズム
15 テスト

<成績評価方法及び水準>
受講者のきちんとした出席を不可欠の前提とした上で、定期試験の成績を60点未満、授業中の総合点を20点未満で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認定する。成績評価方法及び水準の詳細については初回授業時に説明する。就職活動やその他諸事情により出席が困難である場合はその理由などによって考慮するので申し出ること。

<教科書>
特に指定しない。

<参考書>
稲賀繁美編『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会、2001年)、歴史学研究会編『国民国家を問う』(青木書店、1994年)古田元夫『ベトナムの世界史』(東京大学出版会、1995年)

<オフィスアワー>
授業開始前・終了後、12階講師室にて。気軽に質問に来てください。なお、どうしても個人で連絡を取りたい方は、教務課に相談してください。

<学生へのメッセージ>
自分が世界で活躍するイメージを常にもって、日々をすごしてください。国際社会に出た時、自分ならではのオリジナリティあるアイデンティティーを持って生きていけるための立脚点を持てるようになってください。国際社会へのメッセージを発するためには、まず自分の立場を知ることが大切です。新聞・ニュースなどの情報を、偏ることなく自分の力と視点で消化する力を持ってください。

 

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