2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

ヒューマンインタ−フェース(Human Interface)[2462]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
管村  昇 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人間と人間、人間とコンピュータとのインタラクションは、マルチメディア技術の進展、インターネットの普及、携帯電話を始めとするモバイル機器の高機能化と共に、より一層多様化、複雑化してきている。このような状況下では、さまざまな機器やシステムを安全、快適、便利に使うためには、ヒューマンインターフェース技術が非常に重要となる。本講義では、自然言語、音声、画像、映像などさまざまな表現メディアの処理技術、またそれらを用いた人間とコンピュータとのコミュニケーション、さらにその根底にある人間の情報処理メカニズムなどについて、理論と実際の両面について述べる。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス(講義内容、シラバス、成績評価など)
2. ヒューマンインターフェースとは、ヒューマンインターフェースの歴史
 予習:ヒューマンインターェースに対する自分の考えをまとめておく
 復習:ヒューマンインターフェースの重要性の理解
3. 音声インターフェース(音声合成)
 予習:音声合成技術の利用について考えておく
 復習:音声合成技術の原理
4. 音声インターフェース(音声認識)
 予習:音声認識技術の利用について考えておく
 復習:音声認識技術の原理
5. 音声インタフェースの応用
 予習:音声インタフェースの応用について考えておく
 復習:音声合成と音声認識の応用分野
6. 生体認証に基づく個人認証
 予習:個人認証について概要を調べておく
 復習:生体認証に基づく個人認証およびその応用について
7. ノンバーバルインターフェース
 予習:ノンバーバルの意味について調べておく
 復習:ノンバーバルインターフェースの概要
8. 人間の生理、心理、認知特性
 予習:ヒューマンインターフェースに関係する人間の特性を考えておく
 復習:人間の特性
9. ユニバーサルデザイン 1 UDの7原則
 予習:ユニバーサルデザインの考え方の基本
 復習:ユニバーサルデザインの基本原則と実例
10.インターフェースデザイン 1 インターフェースデザインとは
11.インターフェースデザイン 2 ユーザービリティ評価
12.インターフェースデザイン 3 カラーバリアフリー
13.インターフェースデザイン 4 街のインターフェースデザイン
  10回から13回
 予習:インターフェースのデザインとは
 復習:インターフェースデザインに関係する重要な要因
14.未来のインータフェース(BMI/BCI)
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
毎回出席を取る。9/14以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。

<参考書>
ヒューマンインタフェース 田村 博編 オーム社
ユニバーサルデザイン   日本工業出版
その他ヒューマンインターフェースに関しては多数の書籍あり

<オフィスアワー>
質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)

<学生へのメッセージ>
技術が複雑化する社会において、ヒューマンインターフェース技術は非常に重要なものである。身近な技術であるので、しっかり勉強してもらいたい。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.