2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
ヒューマンインタ−フェース(Human Interface)[2462]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 人間と人間、人間とコンピュータとのインタラクションは、マルチメディア技術の進展、インターネットの普及、携帯電話を始めとするモバイル機器の高機能化と共に、より一層多様化、複雑化してきている。このような状況下では、さまざまな機器やシステムを安全、快適、便利に使うためには、ヒューマンインターフェース技術が非常に重要となる。本講義では、自然言語、音声、画像、映像などさまざまな表現メディアの処理技術、またそれらを用いた人間とコンピュータとのコミュニケーション、さらにその根底にある人間の情報処理メカニズムなどについて、理論と実際の両面について述べる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス(講義内容、シラバス、成績評価など)
2. ヒューマンインターフェースとは、ヒューマンインターフェースの歴史 予習:ヒューマンインターェースに対する自分の考えをまとめておく 復習:ヒューマンインターフェースの重要性の理解 3. 音声インターフェース(音声合成) 予習:音声合成技術の利用について考えておく 復習:音声合成技術の原理 4. 音声インターフェース(音声認識) 予習:音声認識技術の利用について考えておく 復習:音声認識技術の原理 5. 音声インタフェースの応用 予習:音声インタフェースの応用について考えておく 復習:音声合成と音声認識の応用分野 6. 生体認証に基づく個人認証 予習:個人認証について概要を調べておく 復習:生体認証に基づく個人認証およびその応用について 7. ノンバーバルインターフェース 予習:ノンバーバルの意味について調べておく 復習:ノンバーバルインターフェースの概要 8. 人間の生理、心理、認知特性 予習:ヒューマンインターフェースに関係する人間の特性を考えておく 復習:人間の特性 9. ユニバーサルデザイン 1 UDの7原則 予習:ユニバーサルデザインの考え方の基本 復習:ユニバーサルデザインの基本原則と実例 10.インターフェースデザイン 1 インターフェースデザインとは 11.インターフェースデザイン 2 ユーザービリティ評価 12.インターフェースデザイン 3 カラーバリアフリー 13.インターフェースデザイン 4 街のインターフェースデザイン 10回から13回 予習:インターフェースのデザインとは 復習:インターフェースデザインに関係する重要な要因 14.未来のインータフェース(BMI/BCI) 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回出席を取る。9/14以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。2回のレポート(合計30点)と期末試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。
- <参考書>
- ヒューマンインタフェース 田村 博編 オーム社
ユニバーサルデザイン 日本工業出版 その他ヒューマンインターフェースに関しては多数の書籍あり
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
- <学生へのメッセージ>
- 技術が複雑化する社会において、ヒューマンインターフェース技術は非常に重要なものである。身近な技術であるので、しっかり勉強してもらいたい。
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