2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

歴史の見方(Introduction to History)[2168]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
吉永 匡史 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
現代社会で直面する諸問題について、単なる現象としてではなく歴史的にとらえる見方を学び、世界的な視野に立って思考する力を身につける。あわせて、現在と未来を考えるにあたって、過去に学ぶことの重要性を理解する。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス] 授業方針・内容について説明する。
第2週 [「歴史」とは何か] 
       歴史認識や歴史学とは何か、という点を学ぶ。
第3週 [歴史と科学] 
       歴史学と科学技術・自然科学との関係について学ぶ。
第4週 [文明とは何か] 
       文明の発生とその本質について、多角的に学ぶ。
第5週 [戦争の歴史認識(1)] 
       戦争はどのように認識されてきたか。現代に至るその問題点を学ぶ。
第6週 [戦争の歴史認識(2)] 同上
第7週 [戦争の歴史認識(3)] 同上
第8週 [戦争の歴史認識(4)] 同上
第9週 [戦争の歴史認識(5)] 同上
第10週 [現代をとらえる視点(1)] 
       現代社会について歴史的に考えることの有用性を学ぶ。
第11週 [現代をとらえる視点(2)] 同上
第12週 [現代をとらえる視点(3)] 同上
第13週 [現代社会と文化財(1)] 
       文化財保護の意義や、世界遺産をめぐる問題について学ぶ。
第14週 [現代社会と文化財(2)] 同上
第15週 [学習成果の確認(定期試験)]

<成績評価方法及び水準>
毎回授業にきちんと出席することが、単位取得の大前提である。学期末の筆記試験(6割)と授業中の小レポート(4割)に、平常点を加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
E.H.カー著『歴史とは何か』(岩波新書)
ヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧 新版』(みすず書房)

<オフィスアワー>
講義終了後の教室、または講師控え室にて

<学生へのメッセージ>
歴史学は退屈な暗記科目ではありません。歴史を考える、ということの重要さと楽しさを感じてほしいと思います。

 

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