2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
○情報数学I(Information Mathematics I)[2134]
2単位 中島 弘史 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学ぶ。前半では、計算機で扱う2進法と人間が扱う10進法の関係について学ぶ。後半では、音響や画像処理と関連が深い、複素数、関数、ベクトル、行列などについて学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.数とその表現:自然数、分数、小数、実数とその演算
2.複素数:複素数とは何か、複素数の四則演算 3.複素数:複素数と幾何学(加減算は平行移動、乗除算は回転と拡大縮小)、複素数の関数 4.数の表現:記数法、10進法、漢数字、ローマ数字、2進法、10進法との変換 5.数の表現:16進法、その演算、10進法との変換、浮動小数表示 6.初等関数:関数とは、ブラックボックス、指数関数、対数関数、三角関数、逆三角関数 7.複素数の関数:ドモアブルの定理 8.線形代数:幾何ベクトルとその演算、ノルム、抽象的なベクトル、線形独立性と次元 9.線形代数:ベクトルの成分表示、ノルム、三角不等式、内積と射影、鏡像 10.線形代数:行列とベクトル、特殊な行列、行列の演算 11.線形代数:行列の加減算、行列の積、転置行列 12.線形代数:連立1次方程式の解法、正則行列、ガウスの消去法 13.線形代数:不定・不能な方程式、方程式と幾何学、逆行列、ベクトルと図形、行列と図形 14.線形代数:行列と図形(置換、回転、直交変換、鏡映変換)、同次座標系 15.達成度評価(学期末試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として達成度評価試験で評価し、60点以上のものに単位を認める。ただし、欠席が少なく試験の点数がわずかに60点に足りない場合はレポート提出を認め、レポート内容が単位認定相当と判断される場合には最終成績を60点とする。
- <オフィスアワー>
- 火曜3時から6時。その他必要な時はメールしてください.
- <学生へのメッセージ>
- 数学は,基礎からの積み重ねが必要な学問です.高校の数学に自身のない学生は,必ず学習支援センターに相談してください.
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