2011年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

倫理学の基礎(Basic Ethics)[1128]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
林  真理 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 倫理学の基本的な考え方を学ぶこと、それとともに人間や社会についての幅広いものの見方を学び、「良い社会」とはどのようなものかを自分なりに表現できるようになることがねらいです。
 「良い社会」を考えるための手がかりはいろいろありますが、この授業では、現代社会において大きな問題になっている具体的な事例を取り上げて考えていきます。そのために新聞、雑誌やテレビ番組を題材にして、倫理学的な考え方への導入とします。絶対的な正解を見つけるのではなく、いろいろな現実や考え方、概念に触れ、それらを理解し、自分の考え方の幅を広げることが重要です。

<授業計画及び準備学習>
授業計画
1. 倫理学を学ぶとはどういうことか。
2. 倫理学の基本的な考え方(1):事実と価値
3. 倫理学の基本的な考え方(2):判断と推論
4. 倫理学の基本的な考え方(3):「人間」とは何か?
5. 倫理学の基本的な考え方(4):「自己」とは何か?
6. 倫理学の基本的な考え方(5):「他者」とは何か?
7. 成果の確認(1)中間試験
8. 良い社会とはどのようなものか(1)
9. 良い社会とはどのようなものか(2)
10.良い社会とはどのようなものか(3)
11.良い社会とはどのようなものか(4)
12.良い社会とはどのようなものか(5)
13.良い社会とはどのようなものか(6)
14.良い社会とはどのようなものか(7)
15.成果の確認(2)レポート提出
準備学習
 前回までの授業内容をノート、プリントで復習し、わからないところがないようにしておくこと。

<成績評価方法及び水準>
 最終レポート(40%)を中心に、中間試験(20%)と平常点(計40%)を加えて総合的に判断します。中間試験は、受講人数によってレポートで代替する可能性もあります。

<教科書>
なし。プリントを配布します。

<参考書>
授業中に指示します。

<オフィスアワー>
前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2774室。

<学生へのメッセージ>
 すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。

<参考ホームページアドレス>
http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2011 Kogakuin University. All Rights Reserved.