2011年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
科学技術シミュレーション(Simulation in Science and Technology)[2B17]
2単位 飛松 敬二郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- シミュレーションは自然現象、社会現象、経済経営問題の予測・解明など様々な目的で行われます。問題を解くためのモデルを用意して、モデルに基づいた計算が行われます。この授業では確率的な過程を伴うモデルを素材としてシミュレーションの考え方・解法について講義を行い、シミュレーションを行います。得られた結果を考察してシミュレーションの役割について理解を深めます。
【前提となる基礎知識】C言語又はVisual Basic言語によるプログラミングができること。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. システマティック法とモンテカルロ法
準備学習:図を出力(点や線を描画)するプログラミングを復習する 2. 一様乱数の発生方法と検定方法 準備学習:配布資料を予習してプログラムを作成する 3. 任意分布の乱数の発生方法、棄却法、合成法 準備学習:配布資料を予習すること 4. 合成法の具体例 準備学習:配布資料を予習すること 5. モンテカルロ法の一般原理 準備学習:配布資料を予習すること 6. Buffonの針の実験 準備学習:配布資料を予習すること 7. ベルヌーイ試行と幾何分布乱数、応用例 準備学習:配布資料を予習すること 8. 2項分布乱数と超幾何分布乱数、応用例 準備学習:配布資料を予習すること 9. 正規分布乱数、Box-Mullerの方法、中心極限定理の応用 準備学習:配布資料を予習すること 10. ポアソン分布、ポアソン過程、ポアソン分布乱数 準備学習:配布資料を予習すること 11. ポアソン過程についての補足 準備学習:配布資料を予習すること 12. 1次元と2次元のランダムウォーク、ピアソンの問題2次元と3次元 準備学習:配布資料を予習すること 13. 雑誌販売問題のシミュレーション 準備学習:配布資料を予習すること 14. 待ち行列モデルのシミュレーション 準備学習:配布資料を予習すること 15. 学習成果の確認(定期試験) 準備学習:総復習を行うこと
- <成績評価方法及び水準>
- 課題レポートと定期試験を1:1の比率で総合評価する。評価60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 資料を用意する
- <オフィスアワー>
- 火曜3時限、A-1475情報処理研究室
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