2011年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

オブジェクト指向プログラミング(Object-oriented Programming)[2377]

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2単位
倉林 有 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 Javaを用いて簡単なプログラミングができるようになることと、オブジェクト指向の概念を理解することを目標とする。

 授業時間の 3/4 程度を用い、主にJavaを用いたプログラミングについて、基礎から学んでもらう。そこでは、最低限のプログラムが自力で組めるようになれるような授業を目指す。

 残りの 1/4 程度で、Javaにより実現されている、オブジェクト指向の概念について授業を行う予定である。

<授業計画及び準備学習>
1. プログラミングの準備
2. 変数: 値の入れ物
3. 演算子: 処理のための記号、その役割と使い方
4. コマンドライン引数: Java の外から中へ、情報を渡す方法
5. データ型: データの種類
6. 条件分岐: 条件により、プログラムの流れを変える
7. 繰り返し制御: 同じことを繰り返し、適切に止める
8. 配列: 同じ種類のものを一まとめに扱う
9. メソッド: 複数の処理を一つに纏める
10. クラス: オブジェクトの基
11. クラスを作る
12. 例外: 誤りの証
13. 継承: クラスの機能を引継がせ、利用する
14. ポリモーフィズム: 色にも色々ある
15. 期末試験

<成績評価方法及び水準>
 期末試験 (60%)、提出課題 (40%)。

<教科書>
宮本 信二, "基礎からのJava 改訂版," ソフトバンククリエイティブ株式会社, 東京, 2010.

<参考書>
Ken Arnold 他, "プログラミング言語Java," ピアソンエデュケーション, 東京, 2007.

<オフィスアワー>
 基本的に、私の授業後すぐであれば、私が担当するいずれの科目でも対応する。

<学生へのメッセージ>
 Java を使いこなせるようになるためには、初期の段階でかなり多くのことを覚えなくてはならず、半期 15 回の授業では、本科目の目標達成が困難であることが予想される。そのため、関連科目である「オブジェクト指向・演習」の中でも連動した講義を行うことで、授業時間の不足を補う予定なので、そのつもりでいてほしい。

 また、各回の準備学習として、前回分の復習を行うことを求める。なぜならば、適度に頻繁に学習を行うことが、習得への最も確実で楽な道だからである。

 

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