2011年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
オブジェクト指向プログラミング演習(PBL)(Exercises in Object-oriented Programming)[2276]
1単位 倉林 有 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- Java を用いて簡単なプログラミングができるようになることと、オブジェクト指向の概念を理解することを目標とする。
授業時間の 3/4 程度を用い、主に Java を用いたプログラミングについて、基礎から学んでもらう。そこでは、最低限のプログラムが自力で組めるようになるよう、演習を行う。
残りの 1/4 程度で、Java により実現されている、オブジェクト指向の概念について授業を行い、関連する演習を行う。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. プログラミングの準備
2. 変数: 値の入れ物 3. 演算子: 処理のための記号、その役割と使い方 4. コマンドライン引数: Java の外から中へ、情報を渡す方法 5. データ型: データの種類 6. 条件分岐: 条件により、プログラムの流れを変える 7. 繰り返し制御: 同じことを繰り返し、適切に止める 8. 配列: 同じ種類のものを一まとめに扱う 9. メソッド: 複数の処理を一つに纏める 10. クラス: オブジェクトの基 11. クラスを作る 12. 例外: 誤りの証 13. 継承: クラスの機能を引継がせ、利用する 14. ポリモーフィズム: 色にも色々ある 15. 期末課題
- <成績評価方法及び水準>
- 提出課題 (100%)。
- <教科書>
- 宮本 信二, "基礎からのJava 改訂版," ソフトバンククリエイティブ株式会社, 東京, 2010.
- <参考書>
- Ken Arnold 他, "プログラミング言語Java," ピアソンエデュケーション, 東京, 2007.
- <オフィスアワー>
- 基本的に、私の授業後すぐであれば、私が担当するいずれの科目でも対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 関連科目である「オブジェクト指向プログラム」と、本科目は内容が連動する。つまり、同じ教科書を用い、お互いに内容を補完することになるので、注意してほしい。
また、各回の準備学習として、前回分の復習を行うことを求める。なぜならば、適度に頻繁に学習を行うことが、習得への最も確実で楽な道だからである。
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