2011年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

数学I(Mathematics I)[3116]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
陸名 雄一 非常勤講師

最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
一変数関数の微分法について学習する。微分積分法は情報科学のみならず、現代科学に接する上で最も基本的な素養の一つであり、確実に身に付けなくてはならない。具体的な達成目標は
(1) 初等関数の理解と計算
(2) 微分係数・導関数の理解と計算
(3) 級数展開の理解と計算
である。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、微分積分法の意義
準備学習:高校で学習した数学について復習を行うこと。
2.数列の極限
準備学習:数列に関する基本事項について復習しておくこと。
3.関数の極限・連続性
準備学習:数列の極限について復習しておくこと。
4.微分係数・導関数の定義
準備学習:関数の極限について復習しておくこと。
5.積・商・合成関数の微分法
準備学習:導関数の定義について復習しておくこと。
6.指数関数・対数関数の導関数
準備学習:指数・対数の定義と計算について復習しておくこと。
7.三角関数・逆三角関数の導関数
準備学習:三角関数に関する諸公式について復習しておくこと。
8.導関数の計算(まとめ)
準備学習:導関数に関する計算について復習しておくこと。
9.学習成果の確認(中間試験)
準備学習:第1回から第8回までの総復習を行うこと。
10.高次導関数、ロピタルの定理
準備学習:二項係数について復習しておくこと。
11.関数の増減と極値
準備学習:関数の増減表の書き方について復習しておくこと。
12.グラフの凹凸と接線
準備学習:増減表に基づいてグラフを描く練習をしておくこと。
13.テイラーの定理、微分と近似
準備学習:高次導関数について復習しておくこと。
14.微分法の応用(まとめ)
準備学習:関数の増減・凹凸の調べ方について復習しておくこと。
15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:第10回から第14回までの総復習を行うこと。

<成績評価方法及び水準>
2回の試験を各50点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。但し、
(1) 試験欠席者
(2) 遅刻・欠席の著しい者
は履修放棄とみなし成績評価を行わない。

<教科書>
「ドリルと演習シリーズ 微分積分」
日本数学教育学会高専大学部会教材研究グループTAMS 編、電気書院

<参考書>
相談に応じて紹介する

<オフィスアワー>
講義終了後

<学生へのメッセージ>
疑問点を放置しないこと、自ら手を動かして多くの「経験」を積むこと、が重要である。講義への積極的な参加を期待する。

 

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