2011年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

材料基礎工学I(Introduction to Materials Science I)[3B16]

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2単位
塩見 誠規 教授  
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最終更新日 : 2012/03/09

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 自動車や電子機器,日用品にいたる多くの製品に用いられる金属材料について学ぶ。金属の結晶構造,金属材料の中でも特に鉄鋼材料に関する製造方法,機械的特性などを学習し,今後の自己学習ができるように基礎知識を習得する。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」:(C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
(前提となる基礎知識と習得後の展開)
 物理学,材料力学の基礎知識が望まれる。習得後は材料基礎工学II,材料強度学I,IIへと展開し,機械技術者の素養を身につけることができる。また,ECPプロジェクトの遂行において必要となる基礎知識を得ることができる。

<授業計画及び準備学習>
1.金属材料の概要
2.金属の結晶構造
3.結晶における欠陥
4.拡散現象
5.凝固と組織
6.相変態,析出
7.平衡状態図の基礎
8.学習状況の確認(中間試験)
9.鉄鋼材料の製造方法
10.鉄鋼材料の状態図
11.鉄鋼材料の種類と規格
12.鉄鋼材料の熱処理
13.材料試験と機械的特性
14.材料の変形と加工
15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:テキストをよく読み,予習・復習をしておくこと

<成績評価方法及び水準>
 期末試験のみ,中間試験と期末試験の平均の2通りで評価し,いずれかの評価が60点以上を合格とする.いずれかの評価が50〜59点はレポートを課して60点以上を合格とする.

<教科書>
製本テキスト「材料基礎工学I」

<参考書>
機械材料学,日本材料学会,2000.
機械材料工学,野口徹,中村孝,工学図書,2004.

<オフィスアワー>
水曜日3時限。これ以外でも在室時はいつでも可(犬目校舎2-102室)

<備考>
キューポートより授業中のスライド,資料,レポートなどを連絡します.

 

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